Home > ファンタジー > [花田一三六] 新天地 <ノイエヴェルト> 創世の契約 5

[花田一三六] 新天地 <ノイエヴェルト> 創世の契約 5

「レスティ……」
東を ― 大山脈を睨む。
「必ず、あそこへ連れて行ってやるからな」

龍族、鳥族、犬族、猫族、人族、またその混血などが住む世界で、最下層である人族のベルネが、龍族と出会う旅に出るお話の第五弾。ついに大山脈へとたどり着いた一行が、龍族により世界の真実を知らされる最終巻です。

いやあ、面白かった。
大山脈へ至るまでの道のりで、三族のトップを相手に物怖じしないレスティのすごさにしびれてたけど、実際には彼自身、迷いもあったりして、ぎりぎりのところにいて。 でも、彼は一人じゃなく、仲間がいたからこそたどり着けたというそのことが、彼の旅の一番の出来事でしたよね。この嬉しさは、こちらまで喜びたくなるものがありましたが……それだけに、龍族の語る真実の衝撃は大きかった。

語られる歴史と史実の差には、背筋が寒くなるものがありましたけど、龍族がたどり着いた人が、レスティでよかったと心から思いました。間違っていないと考えるのではなく、正しいのだろうかと悩みながら生きていく人だからこそ、彼を慕う人がいたのだと、そう思います。

一方の鋼の風方面では、戦いが終わった後にも戦いが待ち受けていましたが、大博打を打ちながらも、決して弱さを見せない人のしたたかさを感じて、思わず興奮させられました。やっぱ、こいつら強えよ。
賭けに勝った彼らを思いっきり祝福したくなりました。

これから世界がどう変わっていくかは、まさに神のみぞ知るという感じではありますが、今、生きている人たちはきっと幸せになってくれると、そう信じています。特に、大いなる旅を終えたラスティたちは、ね。
このあたりもっと惚気話見たかったなあと思った僕がいました。いつまでもお幸せに!

新天地 (C・NovelsFantasia は 1-9 創世の契約 5) - 花田 一三六

新天地 (C・NovelsFantasia は 1-9 創世の契約 5)
花田 一三六

中央公論新社(新書)
Amazon | bk1


関連エントリー
[花田一三六] [創世の契約感想一覧] [ファンタジー]

Home > ファンタジー > [花田一三六] 新天地 <ノイエヴェルト> 創世の契約 5

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3301
Listed below are links to weblogs that reference
[花田一三六] 新天地 <ノイエヴェルト> 創世の契約 5 from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ファンタジー > [花田一三六] 新天地 <ノイエヴェルト> 創世の契約 5

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top