国王陛下が最後のときを迎えた。周辺各国の状況が落ち着くまでは、戴冠式は延期する事になったが、議会は慌しかった。参戦したことについて、世論が非難を訴えているからだ。やがて、アンジェラが暴漢に狙われるほど緊張が高まり、再びアンジェラはエグバートへ送られる事になって……
冒険心豊かなアンジェラのお話もこれで最終巻。女性が政治なんて学ぶもんじゃありません、と言われようがなんだろうが、お兄様を手助けしたい、国民のために何かをしたいと、アンジェラが動き回る姿は楽しいです。
新たな土地で、国のために働き、新たな知識を学んでいくアンジェラの好奇心は、ほんと素敵でしたね。相手を論破していくお転婆さが、たまりません。
エグバートへ行ったらもしかして、と思っていたら、あっさりセシルに会えましたが、アンジェラのあまりの変わりように、セシルが美人だと言ってしまうところはニヤニヤですね。中身が変わっていないところを見抜く辺りはさすがですが、たぶん、きれいになっても、中身が変わらずにいてくれたことは、セシルにとって嬉しかったんじゃないかなあ。今までとちょっと違った視点から、アンジェラを見るようになっていくセシルが印象的でした。
三角になるかと思ったもう一人の男の子ランディは、なんとも子供っぽく感じたんですが、これは人生経験の差でしょうか。つい先日まではアンジェラと同じぐらいだったのにねぇ。こうなると、セシルとの間はどうなるのかとワクワクです。
もやもやしたものは感じていても、それが何を意味しているのかをアンジェラが意識したのは、あの涙のときなんだろうなあ。微妙に心が折れそうになったときに、活躍したのが空を飛ぶ船だったことや、自分の気持ちについては、多くを語らなかったセシルの思いを連れて行ったのもまた飛行船だったことは、感動物でしたね。最後に飛行船が見えたときは、よくやったとガッツポーズしたくなりました。
お母様だった王妃が何となくかわいらしい感じになっていたエピローグでしたが、それより何よりお兄様が素敵でした。何でもお見通しってところは、かなわないなあって思っちゃいます。やってくれるね、このこの。
結託した二人に新国王がふたりにどんな目に合わされたのか。いろいろ想像しちゃいますね。
いやあ、面白かった!これはいいものを読んだなあという気分でいっぱい。飛行船とか、元気な女の子が活躍するお話が好きな人なら、楽しめると思うので、ぜひぜひ手にとってみてください。
オススメ。
翼は碧空を翔けて 3 (3)
三浦 真奈美
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- ジャラル 2007-03-28 (水) 10:57
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元気一杯のお姫様のアンジェラの活躍シリーズもこれにて幕。しかし戦時中の右派が逆に戦後は肩身が狭くなるというのは、わが国でもありましたからね~。矛盾に悩むアンジェラには、国民の為にも、その思いやり持ち続けて欲しい者です。
ランディ君は私も三角関係になって、共産主義者か無政府主義者のテロリストになるのではという密かな期待(笑)を裏切られてしまいました。 - deltazulu 2007-03-29 (木) 21:47
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> ランディ君は私も三角関係になって、共産主義者か無政府主義者のテロリストになるのでは
そこまでいったら、三巻ではとても終わりませんよ(笑)





