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[藤原瑞記] 刻印の魔女

金髪の美しい人がトリシャを馬に乗せてくれたが、突然その馬は空を飛んだのだ!女性は言う。自分は魔女だと。
魔法使いは悪い人たちだと聞いてたトリシャだが、ウォレスと名乗った女性が悪い人だとはとても思えない。
「あなた、私と一緒にくる気はない?」
魔女に誘われたトリシャは、己の境遇から逃れるために、彼女へついていったが……

導入の馬が空を駆けるシーンがとても素敵。その前にあるイラストも良かった。イラストはあってもなくてもどちらでも、と思っていますが、はじめてふたりが出会うシーンのイラストは雰囲気にとてもあっていて、神がかって見えるほど。
冒険を予想させる始まりにワクワクさせられました。

魔女に弟子入りしたトリシャが、姿を消したウォレスを探すという展開になんですが、ちょっと展開が早すぎるかな。トリシャとウォレスの出会いまでがしっかりと書き込まれていただけに、その後の展開についてももっと書き込んで欲しかった。
キャラクタは素敵だけど、戒めの証がある魔道士は人を傷つけることができないという制約が、いまいち生かしきれていない感じがする。無理に一冊にまとめず上下巻ぐらいにまで発展させれば良かったのに、と思いましたが、そこまでの体力がないのかなあ。重過ぎないシリアスさが心地いいだけにもったいないです。
次作に期待しましょう。

刻印の魔女 - 藤原 瑞記
刻印の魔女
藤原 瑞記

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