Home > ライトノベル > 沙漠の国の物語 暗夜流々 / 倉吹ともえ

沙漠の国の物語 暗夜流々 / 倉吹ともえ

「……ちょっと今から最高に格好悪いこと言うから、耳塞いでてくんない」
青々とした空から瞳を隠し、一つ息を吸って、ジゼットは声の震えを押し殺した。
「俺の代わりに、ラビサ頼む」

沙漠に水をもたらすシムシムの種子を植える町を探す「シムシムの使者」だったラビサと、彼女の旅路を付き合ったジセットが繰り広げる冒険シリーズの第七弾。今回は、聖地カプルで、シムシムの使者に向けた不満がくすぶってくるお話です。

面白くなってきた!
前作もそうだけど、盛上がってきたところで終わらせてくれるから、ジタバタしたくなりますね。

ジゼットが見せた過去によって、ラビサとジゼットがぎくしゃくしてく様は、何とももどかしく思うのは、ふたりとも相手を大切に思ってることがわかるからですよね。距離を置こうとするジゼットの言葉は、とてもきついものがあったけど、それでも信じたいとするラビサの姿勢が良かった。ラビサを狙ってるくせに、ふたりを応援するゼクスの気持ちが良くわかる。

その渦中に巻き込まれながら、剣を取るのではなく、自分なりに共に戦う決意を見せたラビサは、やっぱり愛されてる子だよなあ。ハディクが誇りに思うわけだ。

ギクシャクしたふたりの間を、意外な人物がまとめてくれて、ようやく素直になったジゼットが動き始めましたが、一歩及ばず正巫女や町の人々を利用しようとするイラースの手に落ちたラビサはいったいどうなるんでしょうか。
続きが楽しみでなりません。

沙漠の国の物語~暗夜流々~ (ルルル文庫) - 倉吹 ともえ

沙漠の国の物語~暗夜流々~ (ルルル文庫)
倉吹 ともえ

小学館(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[倉吹ともえ] [沙漠の国の物語感想一覧] [ルルル文庫] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > 沙漠の国の物語 暗夜流々 / 倉吹ともえ

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3212
Listed below are links to weblogs that reference
沙漠の国の物語 暗夜流々 / 倉吹ともえ from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > 沙漠の国の物語 暗夜流々 / 倉吹ともえ

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top