王子を狙う女子の陰謀で、文化祭実行委員に選ばれてしまった比奈。しかも、男子の実行委員は、王子ではなく、王子の次に人気を得ている白川君!
男と二人っきりになることを心配する王子を宥めて、与えられた仕事を頑張る比奈だったが、何とクラスでもよくできた人である白川君には、別の顔があって……
魔界の王子と女子高生の比奈が繰り広げるラブコメ物語の第三弾。今回は、文化祭実行委員に選ばれた比奈と白川君の接近っぷりに、王子が嫉妬して、というお話。
いやあ、面白かった。前作はちょっと、うーんと思ってたんだけど、今回はいい具合に二人の仲が盛り上がってましたよ。やっぱりライバルが出てくると違うなあ。いつも以上に、ヤキモキしてる王子が見れて、にやにやがとまりません。っていうか、あれほどあからさまな白川君のアプローチに気づかないって、どうよ、思わなくもないけど、それが比奈のキャラクタか。
ま、鈍いとはいえ、好意をもたれてるのがわかってくるうちに、白川君のことよりも、王子のことを真剣に考えるようになっていったのは、わかるなあ。ドキドキする気持ちを実感しながら、王子と白川君の間で、揺れる……といったらアレなんだけど、心を確かめていくとでも言うのかな。一歩一歩、気持ちを確かめていく比奈の姿がよかったです。
王子の熱烈な思いが見えるところや、比奈の自分だけの王子を思わせるところなど、随所にきゅんきゅん来ちゃうところがあって、ああ、堪能した。欲を言えば、もっと波乱みたいなのが起きてくれるとうれしいんだけど、鈍いとはいえ比奈の気持ちが決まってるので、そっち方面は難しいか。
それにしても、今回も魔界の連中はやってくれましたね。特に魔王パパ直属の部下のフォルカス。はげしくノリノリで、幾度吹いたことか。出番は少ないのに、目立つところを持っていってくれますね。人間界の文化祭模様(プラスアルファ)を撮ったビデオが、魔界でどう放送されるかを想像すると、思わず頬が緩んでしまう。
あー、面白かった。今後も白川君が出てきてくれるとすっごい面白いことになりそうだけど、さてさて、どうなるのかしら。
っていうか、そろそろ魔界メインの話も読みたいなあ。人型になった竜のレティを連れての冒険をぜひ。
愛玩王子~白の怪盗 (小学館ルルル文庫 か 1-3)
片瀬 由良
関連エントリー
[片瀬由良]
[愛玩王子感想一覧]
[ルルル文庫]
[ライトノベル]
Home > ライトノベル > [片瀬由良] 愛玩王子 白の怪盗
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/2168
- Listed below are links to weblogs that reference
- [片瀬由良] 愛玩王子 白の怪盗 from booklines.net







