「だって兄様が変態なら、自分にも同じ遺伝子が組み込まれてるってことじゃないですか。これをビジネス用語でウィン・ウィンって言うんです。テレビでやってました」
「共倒れじゃないか、もう行く」
「あ、ひどいです。乙女の告白をないがしろにするなんて」
「俺の手には余るんで自己解決してください」
「さ、さすが兄様です……実の妹にまでひとりえっちをご推奨だなんて」
不登校の幼なじみ・香苗が出入しているかもしれないアダルトチャットを覗いたら、女王として君臨しているにゃー様と出会って、やがて輪玖は入り浸るようになり……盗作した喜びと青春の物語の第二弾。今回は、輪玖を兄様と呼び、にゃー様との会話を知る女の子が現れて……というお話。
うーん、エロい。けど、話が進まんでない……ような気がする。
にゃー様とのやり取りばかり発展して、香苗や結華との話があまり描かれていなかったからなあ。っていうか、あそこまで香苗のために動きながら、アフターサービスといって微妙な距離をおくのは、どういう心境なのか、わかるようなわからないような。
たぶん、彼はまだ自分の殻を破ることが出来ていないということなのかなと思ったけど、さてどうなんだろう。
実際のところ、にゃー様とのやり取りはとても……なんていうか、思春期の男の子らしいハマリ方ではあると思いますが、変な方向に熱中しすぎてヤバイ気もします。女装とかアナニーはねぇ……。
でもそこからカナエに繋がるところは、ドキッとさせられて、なるほど、にゃー様から離れられないのは、こういう刺激があるからなんだろうなとも思いました。
それにしても、突如現れた妹の様子は、なんだか気になりますね。にゃー様本人ではないと思いますが、どこから彼とにゃー様の秘密を知ったんだろう。どうやら、結華の秘密っぽいことも知ってるようだしなあ。
ただ、個人的には女の子が増えるよりも、いま傍にいる子たちとの関係がどうなっていくのかが気になっていたので、ちょっとズレちゃったかなと思わなくもない。
絶対女王にゃー様2 (ガガガ文庫)
J・さいろー
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