「だから?」
「そりゃあ高校生が集まって — しかも四人とか絶妙な人数が集まってすることっつたらひとつじゃねーか」
ミツルは言った。
「恋の話を、しようか」
予備校の前日試験で偶然一緒になった四人が、進学に恋に迷いながら前を向く青春物語です。
ああ、この雰囲気はいいなあ。試験の最中に「停電」というトラブルを経験したことで、それまで関わり合うことのなかった四人が、だんだんと視線を交わしていく展開が、とてもいい。
お調子者のミツル、男嫌いの若葉、ストイックな市川、のほほんとしたかずみ。
それぞれの物語をミツルが中心となって語られていくんですが、受験期の不安とそれぞれの家庭の悩み、さらには近づいたことで恋することも覚えていくうちに、また悩むことが増えていくんだけど、弱みを見せ合いながら、お互い支え合う「停電仲間」模様と、一緒にいるときに見せるようになった笑顔がとても素敵でした。
好きという思いが報われるとは限らないけれど、伝えたい思いがある。そんな少年少女の恋が、楽しく切なかった。最後もうちょっとだけ盛り上げてくれればと思ったけど、こういう雰囲気のお話好きだなあ。
恋の話を、しようか (ガガガ文庫)
三上 康明
Home > ライトノベル > [三上康明] 恋の話を、しようか
Trackback:1
- TrackBack URL for this entry
- http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3153
- Listed below are links to weblogs that reference
- [三上康明] 恋の話を、しようか from booklines.net
- 「恋のはなしを、しようか」 読み終わりました from わたしは趣味を生きる。[ラノベ・音楽中心] 2009-06-29 (月) 20:08
- よく行くサイトの方が大絶賛していたので買ってしまった一冊です。 物語はある予備校







