「ジャン国の女王も、やがてリンカに貫かれる」
ラゴンは、部下が捕虜を犯す姿を見て満足にうなずいた。
「そうして、俺に刃向かったことの愚かさを知るがいい。女王も王女も、すべて奴隷にしてやるさ……ジャン国の女たちには、これから事後を見せてやる」
武人を目指すリョウカと武侠のシュンライが、民衆を苦しめる朝廷に立ち向かいながら「双天武王」を目指すお話の第三弾。今回はシュンライの師匠が交わした約束を守るために渡ったジャン国の元に、朝廷が手を伸ばしてくるお話です。
ジャン国には、長期間留まるつもりがないシュンライたちに対して、さりげなくこの地に根付かせようとするジャン国女王のしたたかさが光ります。守られてるだけの人かと思ったら違うんだなあ……って、まあ、そりゃ、アレだけ好きものなら、そうなるか。
いくら伝説的な強さを持つからといって、新参者に大きな顔をさせたくないのは、今まで国を守ってきたものたちからしたら当然だと思いますが、そんな姑息とまでは行かなくとも、小人なものの想いなどを吹き飛ばすシュンライの強さは、これぞ武侠というムチャクチャっぷりで最高でした。
いつの間にか強くなってたリュウカの成長も驚き。
ただ、そんな強さを誇るものがいても、必ずしも敵を殲滅できるわけではなくて。むしろ強者がいるなら中から崩していこうとするところが、なかなか策士でした。敵ながら面白いことを考えてくれる。
個人的にはもうちょっとひねってほしかったけど。
ようやく母の一部を取り戻して、さらには白蛇淫功も覚え初めてと、成長著しいリュウカですが、シュンライとの関係があまり見られなかったのは残念だったりしますが、それ以上に残念なのが、ほとんど戦いのシーンがなくて、エロばっかりだったこと。今までもそうだったといわれればそうなんだけど、ちょっと暇があれば、みんなヤッてるってのがね……。拷問とかならまだわかるんだけど(わかるのかよ)、おかげで話が進んでる気がしなくて。
今後もこの感じでいくなら、ちょっと遠慮するかも。
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