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[山川 進] 学園カゲキ!4

成就 or DEATH!みんなで恋のバカ騒ぎ

筋肉バカ・力丸、一生小学生系・きらら、悪のハードボイルド・ジョー先生、幻少女・真白が挑む恋のどっきりチャレンジ! 幼馴染みクールガイ・雅弥、天然魔性女・玉緒、ゴシップ脳・杏子も参戦?で、もー知らないっ!

小学館:『学園カゲキ! 4』

町全体が歌劇のために存在する実験都市にある私立歌劇学園での出来事を描いたシリーズの第四弾。今回は、筋肉大好きなカゲキアクションクラブ(KAC)の部長、アクションスターを目指す少女、悪役専門の教師、二学期まで存在を知られてはならない新入生と、の四人が繰り広げる片思い連鎖物語です。

筋肉部長がKACに入ってきた少女のためにがんばるんだけど、少女は別の人が好きで、その別の人は別の子が好きで、みたいな感じで、全員が全員片道切符なんですが、とある期間をそれぞれの視点で描いてくれてるので、ああ、このとき、この人はこういう思いでいたんだなとというのが見えて面白い。

個人的に一番面白かったのは、悪役専門の教師「辰巳城二」のお話かな。教師になったのは、あくまで次へのステップまでのつなぎで、ガキどもなんざ嫌いだと言って、実際生徒たちに話しかけられてもぶっきらぼうだったりするんだけど、なんだかんだ言って面倒見がよくて、言動一致してない姿に、にやり。

しかも、そんな先生が、ひとりの生徒に恋をしちゃうんだから、そのギャップに笑いが止まらない。いや、真剣に悩んでる人を笑っちゃいけないよなあと思いながらも、にやけ顔はとめられないわけですが。
ま、それ以上に例の子の謎が早い段階で見えていたのもあるけど。

まあ、教師のお話だけじゃなく、それぞれ恋をしながら、思い切った一歩を踏み出せないところとか、青春してるなあと思ったけど、主人公たちが出てこなかったのは残念。それと、連鎖によるつながりは面白かったけど、ぐるりと一周ってわけでもなくて、時系列もばらばらだったので、ちょっと中途半端に感じました。
次あたりは本編に戻るのかな。それだったら手をつけるかも。

学園カゲキ! 4 (ガガガ文庫 や 1-4) - 山川 進(やまかわ・すすむ)

学園カゲキ! 4 (ガガガ文庫 や 1-4)
山川 進(やまかわ・すすむ)

小学館(文庫)
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