航空自衛隊の戦闘機が撃った標的。そこには直前まで子供がいた。
特殊な弾のため標的の痕跡は一切無い。消えた子供。
優秀な自衛官だった伊吹は自らの過ちに耐えられなかった。
「精神鑑定を頼む」
だが、国防に係わる問題。頼むべき相手はひとりしか思い浮かばなかった。
千里眼、岬美由紀。
岬はもう二度と自衛隊と係わるつもりは無かった。だが、相手はかつての想い人。
客観性が保てない可能性があることを自覚しつつも、ほうっておくことはできなかった……。
ほとんど臨床心理士である必要が無いぐらい、心理学的要素はない。
千里眼の眼力も表れないですが、なぜ岬が防衛大へ進んだか、防衛大での出会い等、
岬の過去が明かされる。
いつもながら困難にめげず、まっすぐ進む岬とそれを包む仲間の関係は、読んでいて心が熱くなる。
そして感動的なラスト。思わず敬礼したくなってしまいましたよ。
嵯峨シリーズとは異なり、アクション全開の岬シリーズ。
今回もやってくれます。
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松岡圭祐
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