かれんが鴨川に行ってから、メールは一日に一通、電話は三日に一度と決めた。際限なくなることがわかっていたから。
だが、かれんの忙しさと自分の記録が伸びずないことで練習に明け暮れる毎日で、すれ違う日が続き、少しずつ連絡が途絶えがちになり……
もどかしいまでに話が進まないシリーズも10作目。
遠距離恋愛ということもあり、会えない、話が出来ないというあたりの辛さが描かれていますが、ついつい良くないほうに考えてしまうのもわかるなあ。
マイナス思考過ぎる感じもあるけれど、ひとりで考えることが多くなると、無限ループに陥っちゃうんでしょうね。そのあたりがものすごく伝わってきます。
まあ、勝利が辛いってことは、かれんも辛いわけで、そのあたりを察してやれよと思わなくもないけれど、最後はしっかり抱きとめてあげて、あーよかったと思いました。気持ちよい読後感です。
あの終わり方をするのであれば、このシリーズはここで終わっていいんじゃないかと思いましたが、まだ続くみたいですね。次はどんな波乱を持ってくるのか、可哀想に思いながらも楽しみだったりしてます。
それにしてもあの帯はいただけないです。何があるのかという予想がついてしまうではないですか。
そこのあたりはもう少し考えてほしかったですね。
夢のあとさき―おいしいコーヒーのいれ方〈10〉
村山 由佳 志田 光郷
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