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アンシーズ(3) 刀侠戦姫飛恋録 / 宮沢周

「良いですか、順番を間違えてはいけませんよ。好きになることがゴールじゃないんです。つうきあうことが最終地点じゃないんです。恋は、好きになってから始まるんですよ!?だからっ!」

自らの男を武器へと変換し、身体能力も飛躍的となる「アンシー」たちの戦いを描くシリーズの第三弾。今回は、生徒会長がトモたちのライバル・黒耀を処刑するという噂を聞きつけて、何とか助けだそうとするが……怒涛の展開と熱き戦いが描かれるシリーズ最終巻です。

何という熱き戦い!

新たに登場したちょい悪ギルが、がめつくも最高に兄貴!って感じで、今回のお話ではいいアシストしてくれてましたが、何といっても素晴らしいのは、トモです。

強くなるためにこっそり修行して、会長の悪辣な策にハメられたときには、感情に任せて動くほどに逃げていたけれど、決して折れず、諦めず、立ち向かっていく姿は、心を熱くさせてくれました。自覚した思いも大きな支えにして……ああもう恋って素敵です。

一方、十年前の悲劇は、まさかの方面から再燃し始めて、直撃することになったヒカルは、本当に辛かったと思います。苦しかったと思います。それでも、立ち上がることができたのは、仲間がいたからですよね。
全てが終わった後に見せた背中は、とても美しく、切なかった。

序盤はちょっぴりコミカルに、中盤以降は怒涛の勢いで引きずり込んでくれましたが、最後はいい感じにドタバタしつつ、ラブコメしてくれて、とても楽しかった。恋に完全な決着がついてないのは残念ですが、いろいろと想像させてくれて、ニヤニヤが止まらないです。これで最終巻だなんて、ほんと寂しい……。

アンシーズ 3 (集英社スーパーダッシュ文庫 み 4-3) - 宮沢 周

アンシーズ 3 (集英社スーパーダッシュ文庫 み 4-3)
宮沢 周

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