Home > ライトノベル > アンシーズ(2) 刀侠戦姫言想録 / 宮沢周

アンシーズ(2) 刀侠戦姫言想録 / 宮沢周

「ま、実際、なっちまってるんだから、いい加減受け入れろよ。前向きにいかねぇと、何ごともうまくいかねぇぞ?」
「それは……そうですけど」
腕の中で、ささやかに柔らかさを主張する二つのふくらみ。本当に、女の子……だ。
「はん。だらしねぇなぁ。ぐだぐだ言ってんじゃねぇよ。第一、戦うって決めたのお前じゃねぇか。今さら何言ってんだ」

自らの男を武器へと変換し、身体能力も飛躍的となる「アンシー」たちの戦いを描くシリーズの第二弾。今回は、チームのリーダ・ヒカルの秘密主義にリキオウマルが激怒して……というお話

……もう、性別って、どうでもいいんじゃないかって思った僕がいるけど、間違ってないよね?彼女は彼なんだと言い聞かせながら読んでも、可愛くてヤバかった。

さて、「刀競大武会」と呼ばれるアンシーたちの戦いに参加することになったトモですが、肝心のチームがリーダーの秘密が見えてから、仲間割れとなって、リキオウマルが抜けてしまうから、大変なんだ。少数精鋭といえば聞こえはいいけど、エリア争奪バトルである以上、人数が減れば戦力低下につながるし、何より守りの要の人だから、痛いことこのうえない。

それでも明かせないことっていうのはあるんですよね。ヒカルの身体に何が起きているのかはわかりませんが、アンシーそのものに疑問を抱くような、そんな状態が気になるばかり。

ま、なんだかんだいいながら、リキオウマルだって言い過ぎたのは気にしてて、トモを介して、チームのことを気にするあたりが、とても可愛い。

でもまあ、可愛いといえば、今回一番可愛かったのは、トールでしょう。男らしくなることを求めて男子校にやってきたのに、アンシーになっちゃうあたりはアレですが、戦う姿とか、ちょっとしたハプニングで押し倒された時の反応は、やばい。このあたりで、性別への垣根というものがなくなってきた僕がいる。
って、何の話をしているんだ。

チーム内にトラブルが生まれ、さらには宿敵生徒会との対立も更に高まってきましたが……何ですかあの生徒会長の悪さは。小悪党っぽいけど強いうえに、何やらヒカルとの因縁もありそうなので気になるばかり。

今回の戦いを経て、バトルに参加しながらもどこか吹っ切れなかったトモが、ようやく剣を持つことを躊躇しなくなったようなので、むしろ次からが本当の意味での戦いに那るんでしょうね。楽しみです。

アンシーズ〈2〉刀侠戦姫言想録 (集英社スーパーダッシュ文庫) - 宮沢 周

アンシーズ〈2〉刀侠戦姫言想録 (集英社スーパーダッシュ文庫)
宮沢 周

集英社(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[宮沢周][スーパーダッシュ文庫] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > アンシーズ(2) 刀侠戦姫言想録 / 宮沢周

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3598
Listed below are links to weblogs that reference
アンシーズ(2) 刀侠戦姫言想録 / 宮沢周 from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > アンシーズ(2) 刀侠戦姫言想録 / 宮沢周

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top