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[滝川廉治] 超人間・岩村

「石井よ。少なくとも俺の知る限り、人生ってのは、当たり前に無理をせず生きていくと不幸か退屈しか待っていないものなんだ」
「だが……そうは言っても」
「諦めたり絶望したりして、人生は少しでも面白くなるか?挑戦も冒険もしない人生は楽しいか?どうせつまらない思いをするのなら、精一杯頑張って負ける事の方がまだマシだろ。少なくとも、自分の中に誇れるものは残るぞ」

安易な諦めを許さない。「無理」や「不可能」という言葉を口にした者に、全力を尽くすことを教え、どんな困難をも乗り越えることから、「超人間」と呼ばれるようになった岩村と、彼と行動を共にするアメコミ同好会の面子が繰り広げる男たちの熱き物語です。

これは面白かった!
はじめは、あまりにも岩村が熱苦しいし、共に行動するアメコミ同好会のブレーンたる多村や体力派のマルカーノとのやり取りが男気くさくて、ちょっと引きながら読んでたんですが、どんなときでも困難に立ち向かう姿と、サポートしながら、決して奢ることない仲間たちの姿を見ていると、だんだんと格好よく見えてくるんです。
柔道部の廃部の危機を救ったあとのシーンは、クサ!と思いながら、どこか憧れてしまうのは、僕も男の子の心を持っているからなんだろうなあ。

で、そんな正義の味方よろしくな超人間・岩村を好ましく思わないのが、生徒会長。表の顔は優雅に、でも裏では弱小の部を潰して回る策略化からしたら、弱小部活動を助けるアメコミ部が気に入らず、何とか手をうとうとするあたりは、どんな高校生なんだよ!と思ったりしますが、かの会長の手腕により、あっという間に落ちぶれていった演劇部のために、アメコミ同好会+取材に来てた新聞部員二人が動き出すから面白くなるんだ。

新聞部員のうち、ひとりは会長の陰謀に気づきながら、過去のおかげで信用度がなく、もうひとりは入部したばかりで前を向いていて。このコンビは、はじめただの脇役かと思っていたら、意外な大活躍をしてくれるから侮れない。
演劇部復活をかけた舞台で、生徒会から伸びてきた魔の手を振り払うシーンは、素晴らしかったです。

いやあ、面白かった。こういう熱くてまっすぐで男クサいお話って格好いいよなあ。まだまだいろいろ話を作れそうな気がすると思うので、これはぜひとも続きをお願いしたいですね。

第7回スーパーダッシュ小説新人賞佳作受賞作。

超人間・岩村 (集英社スーパーダッシュ文庫 た 10-1) - 滝川 廉治

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「超人間・岩村」がヤバい件 from ROCKET社長の日記 2008-10-07 (火) 03:35
岩村といいます。なんだか嬉しくなってしまって。 ありがとうございます。 会社のウェブサイトです。 http://www.rocketworks.co...

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