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[あすか正太] 初恋マジカルブリッツ 世界でいちばん君が好き!

「戯れ言を!」
フランシスカの打突はさらに激しさを増した。
「リリスがもたらすものが不幸だけだとしてもか!」
「そのときは、わたくしが100倍、おふたりを幸せにしてさしあげますわ」

もうひとりのリリスが、祈梨の中にいる?しかもリリスの呪いによって、祈梨は鼓太郎を思っている……フランシスカの言葉に、迷い始めた鼓太郎とアルミナと祈梨が、それぞれ自分を見つめ直すお話です。

思いということに対して、アルミナがこんなに考えていたとは知らなかったなあ。一直線に動くだけのような気がしたけど、人への思いがあるからこそだったんですね。鼓太郎のために、祈梨のために、がんばる彼女の姿は印象に残りました。まあ、暴走気味ではあったけれど。

おかげで、鼓太郎と祈梨が温かくにゃんにゃんすることになりましたが、そこへフランシスが、思い通りの世界が作れる「ゼロの世界」で、鼓太郎の相手は、祈梨ではなく自分という状況を作ろうとするから、大変でした。まあ、思い通りになるとか言いながら、最後の一線になるとドギマギして、阻止しようとするアルミナたちに邪魔されるというパターンでしたけど。
このあたり、楽しくはあるんだけど、ちょっと長かったなあ。鈴蘭とかユージェニーの心の内が見えるのは嬉しいんだけど、強引展開の連続は、あまり好みでないのかもしれない。

とはいえ、鼓太郎の周りにいる女の子たちは、自分が幸せに、というよりも、みんなで幸せに、という思いが見えていいですよね。だからこそ、仲良くやっていけるんだと思いました。あの雰囲気はほんと素敵でした。

そしてついにリリスのことを知ってしまった二人が、どういう道を選んでいくかを考え始めていくんですが、ああ、祈梨ちゃん、君って子は、なんて優しいんだ!リリスとの駆け引きで見せてくれた、鼓太郎への思いの深さが、切なくも素敵でした。こういう子だから、鼓太郎も心惹かれたんですよね。最後に抱きしめあった二人の姿に、ホッと一息。

リリスに選ばれることを生きる目的としてきたフランシスカからしたら、心重くなる結果となりましたが、でも、今まで孤独と思えてたところに、ひとつの温かさが見えてきたのは良かったですよね。後ろで操ってた人の言葉が、不安を呼び起こしてくれますが、きっとみんなが助けてくれると信じてます。

初恋マジカルブリッツ世界でいちばん君が好き!- あすか 正太

初恋マジカルブリッツ世界でいちばん君が好き!
あすか 正太

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