「こんぴゅーたーが……魔法?」
「魔法っていったって、結局のところは複雑なプログラムにすぎないのよ。やりかたが正しければ効果はかならず出る。なら、人間だけじゃなくて、コンピューターにできても不思議じゃないでしょ」
「え? え?魔法が……ぷろぐらむ?」
現在にも魔法はある。ただし、コードの中に。
ってことで、自分を変えたいと思ったドジっ子な女の子こよみが、天才プログラマーにして現代に生き残る魔法使い美鎖に弟子入りして、魔法使いになるべく頑張るお話です。
随分前に読んだことがあるシリーズなんですが、「new edition」と改定されて、しかも評判がいいようなので、手にとって見ましたが、ああ、懐かしいなあ。こよみのドジっ子っぷりとか、嘉穂のクールっぷりとか、弓子の誇り高き姿とか。読んでて、にやりとしちゃうものがあります。
かつては呪文を唱えて発動させていた魔法を、現代では、コードを組んでコンピュータに演算させることで発動させるので、魔法使いになるにはPC必須ってことで、ちょっとずつコンピュータのお勉強しながら、魔法を学ぼうとするんだけど、なかなかうまくいかないんですが、それでもめげないこよみがいいですよねぇ。あのテンポには時々イラつくものがあるんだけど、憎めないのは、彼女の真剣さが伝わってくるからなんだと思います。
そんな中、ソフトウェアに「売り上げを伸ばす」魔法をかける仕事をしていた美鎖が、そのソフトウェアに不可解なコードが仕込まれているのを発見して……という具合に進んでいくんですが、天才といわれながらも決して万能ではない美鎖が、こよみのクラスメイトの嘉穂の力を借りて、情報を分析していくところとか、別の方面では、代々魔法事件を解決してきたという一族の弓子が絡んできてと、女の子の活躍がいろいろみれるのは嬉しいですよね。
この面子の中で、格好いいと思ったのは、弓子だなあ。こよみを支えながら、決して背を見せず、誇りを持って魔法を使う姿は、臆病なこよみにして心に火をつけるものがあったと思います。
弓子のために。皆のために。
落ちこぼれといってもいいこよみが、自分のできることをやろうと決意したことが、素晴らしいと思いました。たったひとつしかできない魔法が、すべてを解決してしまうところに、脱力しつつ、拍手喝さい!
いやあ、面白かった。
どうやら new editionは、これ一作だけのようですが、夏には六巻が出るとのことなので、それまでに二巻以降を読んでみたいですね。
よくわかる現代魔法 1 new edition (1)
桜坂 洋
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- ミナモ 2008-05-07 (水) 23:00
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こんにちは。
この本、気になっているんですけど、ラブとかありますか
それとも美少女バトルものですか?? - deltazulu 2008-05-11 (日) 19:57
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こんにちは。
ラブもちょっとありますけど、美少女バトルのほうが、よりメインになってると思います。
機会があったら、ぜひ。






