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[城崎火也] ドラゴンクライシス!愛しのオオカミ少女

協会のパーティに出席することになった竜司は、庭園で美少女と出会った。見ているだけでドキドキする美少女との出会いは、あまり良いものとはいいがたかったけど、嬉しいことにパーティの席上で彼女と出会うことができた。が、なんと彼女は、悪名高い遺物専門の泥棒『オッドアイ』だったのだ!
英理子がしかけた罠のおかげで、何とか捕まえることができたものの、その罠のせいで、竜司は『オッドアイ』と短いロープにつながれたまま、一日を過ごすことになり……

呪われた人狼の血によって、普段は美少女だが、感情が昂ぶると、耳と尻尾が生えて半人半獣の姿になる遺物専門の泥棒オッドアイと出会った竜司たちが、彼女を操っているマスターと対決するお話。

読んでて、楽しい気持ちになれるのは、ローズの無邪気さがかわいいからかな。オッドアイと竜司がロープでつながれたことで、何かと「ご、ごめん」みたいなイベントが発生するんですが、その度にむくれるローズが可愛いったらないです。小さくても女の子なんですね。いや、ドラゴンだけど。
「〝ぎゅ〟して」に萌え死にそうになったのは内緒。

それにしても、今回登場したオッドアイは、いい感じだったなあ。強き少女なのに、和やかな雰囲気に慣れてなくて、竜司やローズ、英理子からの親しみ溢れる態度や、和やかな雰囲気に戸惑うところとか、敵なんだから拒絶しようと思いながらも、あがなえないところとか、とても魅力に溢れてました。けっして尻尾が良かったとか、そういうんじゃないですよ。いや、あのもふもふ感は、ホロをも超え……なんでもないです。

ともあれ、オッドアイが慕うマスターが実は……ってところからは、いたって普通のお話なんですけど、イヤリングがここで生きてくるのかってところには、うまいなあと思いましたね。胸に突き刺さる事実を突きつけられたシーンは、イラストもあいまって悲しさいっぱいになりました。それ以上に、酷いと思ったのは、呪いの話でしたけど。マスター自身も被害者であり、止まることができなかったのはわかりますが、それでも……ね。

立ち向かう竜司が、ついに自分の目標を定めるところとか、ちょっとクサかったりしますけど、まっすぐな視線は、この物語に良く似合いますね。オッドアイもいいけれど、やっぱり、竜司はローズと一緒にいるのが一番いいな。最後の最後は、いい感じの雰囲気になっただけに、とても残念でしたが、ま、これはまた今度ということで。

ああ、楽しかった。こういう温かみ溢れるラブコメって大好きです。実咲ちゃんが出てこなかったことは、個人的にとても残念でしたが、竜司もこれからどうしたいかの決意をしたことだし、次はまた物語が動いてくるときには、ぜひお願いしたいですね。

ドラゴンクライシス!―愛しのオオカミ少女- 城崎 火也

ドラゴンクライシス!愛しのオオカミ少女
城崎 火也

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