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[七月隆文] ラブ★ゆう 3

「さっきお兄ちゃんを見たときから、ここが……ドキドキするの」
そういって俊の目の前に現れたのは「E.F.Ⅳ」に登場した妹ヒロインのナギサだった。そんなナギサを見て、ロザリーは、花嫁の自分を差し置いて何てことをと怒っていた。しかも、ナギサは俊と高校へ通うという。その言葉を聴いて、ロザリーは決心した。私も、シュンの学校へ行く、と。だが、ロザリーの賢さは、40しかなく……

レベル99だけど、かしこさは40しかない女勇者ロザリーと高校生の少年、俊のラブコメ物語の第三弾。今回は、前作のラストで出てきたロザリーとはまた別のゲームから出てきた妹ヒロインNO.1の召喚士ナギサによって、ロザリーや俊が振り回されるお話です。ロザリーがお受験をするお話と、学校へ行くお話と、俊が新たなゲームキャラクタのナギサとデートするお話が収録されています。

いやあ、いいですね。サクサク読める楽しさと、たまにツボに入るギャグがたまりません。初っ端の受験話は、ロザリーの馬鹿さを見せ付けられましたが、楽しいのは、ナギサの好意に太刀打ちできない他の女の人たちの様子でした。一直線な好意を持つ人が恋敵だと、ツンデレな撫子や恥ずかしがりな従姉のみこと、頭が弱いロザリーは、ちょっと敵わないところがありましたね。敵の敵は味方として、従姉のみことや撫子が本気で応援する様子は、お約束だけど面白い。
まあ、一番笑ったのは、あれほどしんみりさせてくれたあとにシュークリームで合格するところですけど。僕のしんみりな気持ちを返せ。

学校へ通えるようになったらなったで、またいろいろ問題があるんですが、何といっても、ロザリーの世界と現実の世界は違うということを、本人に知らせてはいけないという制約はきついですよね。会話の端々から、危険を感じて緊張しまくる俊の様子が、楽しいったらないです。特にソフトボールのシーンは最高でした。アホー!と怒鳴りたくなる気持ちがよくわかりますね。

それにしても、ナギサは何か隠していることがあるなと思ったら、なんだかキナ臭い人がでてきましたね。変な妄想少年の言動は、普通のときでも怖いです。関わりあいたくないことこの上ないですが、協会すら何か隠している感じなので、これはこれはどうなることやら。

最後はちょっと可哀想なことになったなあと思ったけど、そこはラブコメですからね。ちゃんとハッピーにしてくれて良かったです。今後は三角が四角になっていくのかしら。それはそれで面白いかもしれないけど、ロザリーとの仲をちょっとでいいから進ませて欲しいなと思ったりもします。

次も期待してますよ!

ラブ★ゆう 3 (3) - 七月 隆文

ラブ★ゆう 3 (3)
七月 隆文

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