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[北沢大輔] 魂振の練習曲

いつものように、幼馴染の真那実に何かと使われる学園生活を過ごしているとき、音矢の前に神々しい雰囲気に満ち溢れている巫女姿の美少女が現れた。葦ノ原神社の神主である祖父は、彼女は音矢の許婚だという。
イタイケナ美少女が、先輩巫女にからかわれて「お食事?お風呂?それとも……」なんて言わされているのを見た音矢は、嬉しくも頭を抱えることになり……

コウさんの「実に良質な金髪ツインテール幼馴染ツンデレ娘の存在でベタなラブコメとして楽しめました」という言葉に、思わず反応してしまったんですが、これがホントにベタベタで、でも、よくある話と切り捨てる事ができない魅力がありました。

普通でいたいと願う音矢の前に、許婚の斎が突然現れて、あたふたしてたら、幼馴染の真那実に知れちゃって、さあ、どうする的なドタバタには、にたにたしちゃいます。素直になれない真那実が、音矢に当たりながらも、登場したライバルに、負けるもんかと決意するところがいいなあ。

ただ単に三角になるのではなくて、音矢を追いかける斎の相手をしているうちに、だんだんとライバル二人の仲が良くなっていくところもいいですよね。斎は人を疑うような性格をしていないのでわかりますが、真那実もいい子なんだなと思えますね。なるほど、音矢が惚れるわけだ。
音矢や真那実が所属している軽音部に、斎が訪れて、初めて演奏したところのシーンは、気分がとても盛り上がりました。あのシーンは、動く絵で見たいと思いました。

軽音部の部長をやっているのに、楽器を弾こうとしない音矢には、実は過去に……というところはいいんですが、まさかそこからバトルものになるとは思わなかった。音矢の葛藤がちょっと弱いというか、力を振るう事をあそこまで拒否するってのは、微妙な気がしないでもない。とはいえ、じいちゃんの温かさを感じられるギターの話はよかったです。

個人的にはラブコメ一辺倒でいいんじゃないかと思いましたが、次はどうなるんだろう。このまま続編が出ないって事は無いですよね?音矢は過去を吹っ切ったわけだし、真那実の気持ちを知ったわけだし、巫女さんたちの活躍だって見たいし。
ラブコメ全開な物語にしたら、思わずニヤニヤしちゃうような話になると思うので、ぜひぜひお願いしたいです。

魂振の練習曲 - 北沢 大輔

魂振の練習曲
北沢 大輔

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