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[七月隆文] ラブ★ゆう 2

約束どおりロザリーとデートに行こうと思ったら、あいにくの雨だった。しかたがないので取りやめたら、彼女の落ち込みようったらない。何とかしないとと、あれこれ世話を焼いていたら、隣に住むみことが現れて、さらには、同じ高校に通う撫子がきた。妙に緊張感ある空気に耐えられなくなり、思わずゲームをしようと駿が持ちかけてしまったら、最下位の人は罰ゲームとして、俊とキスすることになり……

レベル99だけど、かしこさは40しかない女勇者ロザリーと高校生の少年、俊のラブコメ物語の第二弾。今回は罰ゲームで俊のキスを賭けたボードゲームのお話と、お昼の新婚さんいらっしゃいな番組にロザリーと俊がでるお話、四人で南の無人島に出かけるお話の三編の物語です。

朴念仁な俊に対して、物を知らないけれど真っ直ぐなロザリーと、幼馴染の隣人のお姉ちゃんのみこと、ツンデレセレブなクラスメイト撫子が、火花を散らして、一堂に会するやり取りは、おバカな限りなんですが、一度ツボに入ったら、笑いが止まりませんね。

いやだいやだと言いながら、みんなして最下位を目指すゲームってのは、なんとも面白い。しかも、セレブや勇者は生まれ持った運があるから、なかなか負けられないという罠が、いい具合に効いてて笑える笑える。「あー暑い暑い」とか言いながらの、谷間作戦や裾作戦の姑息さがたまらんですね。
最後のキスはお約束ってことで。

こういったところに限らず、随所にお約束がでてくるわけですが、わかっていながらも、笑えたり、興奮できるからいいですよね。夏の海でサンオイル塗るシーンなんて、こんなに官能的に見せられるとは思いませんでしたよ。少年の妄想が加速しそうな感触の表現が素敵すぎです。

いい意味で深く考えずに読める面白さがありますが、そんな中、少しずつ恋する気持ちを覚えていくロザリーがいいいですね。嫉妬のあまり、相手の内面をはっきりしりたいために、アイテムを使おうとするあたり、龍神精だからという義務からわけじゃなく、俊が好きになってきたんでしょうね。

俊に対しての気持ちだけじゃなく、家に帰ってきてほっとする様とか見てると、何かいいなあと思っちゃいますが、またまた波乱が来そうな予感がヒシヒシする終わり方なので、次がどうなるのか楽しみですね。
あまり落ち込むような方面にはいかず、楽しくやってほしいな。

ラブ★ゆう 2 (2) - 七月 隆文

ラブ★ゆう 2 (2)
七月 隆文

集英社(文庫)
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