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[城崎火也] ドラゴンクライシス!真紅の少女

授業中、突如教室に乱入してきたグラマラスな美女は、竜司にとっては災いを呼ぶ人、遺物使いであるハトコの英理子だった。今回も無理やり連れ出され、あろう事か、世界で最も凶悪とされている遺物専門の闇ブローカーから荷を強奪しようというのだ。
気がつけば敵に見つかり、それでも何とか荷を強奪してきたが、中に入っていたのは、何と美しき少女で……。

助けた美少女が実はドラゴンで、しかも竜司になついてる、というか、竜司にしかなついてないという、何とも素敵なお話ですが、ドラゴンのローズがとても無邪気なので、あまりイヤらしい感がしないですね。

それにしても、ローズが可愛いなあ。無条件の信頼って、いいですよね。あ、そうか、イヤらしさを感じないのは、動物的な好意の寄せ方だからなのかも。
恋に恋してるというと言い過ぎかもしれませんが、ローズの気持ちが、淡いものから確かなものへ変化していくところがとても良かったです。

ただ、物語の中核となる遺物(ロスト・プレシャス)についての話があまりなく、竜司が何に後悔しているのか等についても、詳しい説明されないまま話が進んでいくので、頭の片隅に疑問を抱えて物語を読むことになったのが、ちょっと残念でした。

まあ、この物語は、ロスト・プレシャスうんちゃらよりも、ローズと竜司の物語なんでしょうね。シンプルなストーリー展開には、ちょっと物足りないところもあったんですが、いじらしいやりとりがとても素敵でしたし、竜司や英理子、ローズやクラスメイトなど、好感が持てる人ばかりだったので、それほど悪くなかったと思います。
続編があるなら、今回扱いが可哀想だったクラスメイトの実咲ちゃんの出番をぜひ。

ドラゴンクライシス!―真紅の少女 (集英社スーパーダッシュ文庫 き 1-5) - 城崎 火也

ドラゴンクライシス!―真紅の少女 (集英社スーパーダッシュ文庫 き 1-5)
城崎 火也

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