Home > ライトノベル > [海原零] 銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again!

[海原零] 銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again!

打倒リアを宣言した理由は、自分だけがわかっていればいい。そんな私の決意を本ものと思ったようで、コーチのマイヤも本気になってきた。今までのシゴキですら手加減されていたとは!
肉体の限界を超えているようなトレーニングが続いたが、あるときマイヤが口にした。
―あの子に勝つ方法を教えます……

リアに勝つために、タズサとマイヤの本気のトレーニング、グランプリファイナル、そして、オリンピックの女子シングルフィギュアスケートのショートプログラムの終わりまでが描かれます。

まさかこんな展開になるとは思いませんでした。普通にリアに勝つための苦しみを描いていくと思っていただけに、意外でしたね。たったひとりの人間から与えられるプレッシャーに、ここまで恐怖を感じさせられるとは。まさに女帝の逆鱗に触れてしまったということでしょう。
タズサにとっては目標であると同時に憧れでもあるリアですから、たったひとつの動作ですべてが崩れていくような気持ちがよくわかります。

初めてのオリンピックのときも、プレッシャーに涙したタズサでしたが、今回はこう来たか……。ああいったときの焦る気持ちって、きっと誰もが経験しているんじゃないかなあ。とても共感してしまいます。
投げやりな気分になりそうなだけにドキドキものでしたが、やってきてくれたときには、ほっと一息。ピーク・エクスペリエンスの気持ち良さが伝わってきました。
それだけの演技をしたからこそ、リアの言葉がはじき出されてきたのでしょうね。強烈ですが、彼女と対等の位置にいることを示しているとすれば、タズサにとっては喜ぶべきことですよね。いや、怖いけど。
未だ語られぬリアの心情がとても気になります。

さあ、残すはフリープログラムのみ。にもかかわらず、8巻を超える分量とはどういうことだろう。いったいどんな展開が待ち受けているのか、どんな波乱があるのか、リアの心情が語られるのかなどなど、楽しみで楽しみでしかたありません。

ところで、リアとタズサのイラストが怖いと思ったのは、僕だけ?

銀盤カレイドスコープ〈vol.8〉 (集英社スーパーダッシュ文庫) - 海原 零

銀盤カレイドスコープ〈vol.8〉
海原 零

集英社(文庫)
Amazon | bk1


booklines エントリー
海原零

Home > ライトノベル > [海原零] 銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again!

Trackback:2

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/1260
Listed below are links to weblogs that reference
[海原零] 銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again! from booklines.net
銀盤カレイドスコープ(8) from Alles ist im Wandel 2006-11-30 (木) 20:18
銀盤カレイドスコープ Vol.8posted with 簡単リンクくん at 2006.11.30海原 零〔著〕集英社 (2006.11)通常2-3日以内...
銀盤カレイドスコープvol.8 from 読了本棚 2006-12-15 (金) 21:48
女帝・リアの男子シングル転向にガブリーとの約束……内なる想いが「打倒リア」宣言となって噴出した。コーチを務めるマイヤもタズサの決意を聞き、今まで以上のトレ...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [海原零] 銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again!

Search
お気に入り

虜囚の姫と疎まれる第二王子の旅路を描くファンタジー。

花守の竜の叙情詩 (富士見ファンタジア文庫) - 淡路 帆希

オーソドックスではあるんですが、各キャラの心の変化が丁寧に描かれていて、とてもいい。切ないお話ではあるんですが、最後の心に温かいものが残りました。大切にしたい思いが詰まってるお話です。 → 感想


まさかこんな素敵な青春物語が読めるなんて!

電波女と青春男 (電撃文庫)電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

甘酸っぱく、時に遣りきれない思いに苛つくこともあるけど、高いところから飛んでしまうような青春模様が素敵でした。笑いも沢山あるし、ほんと面白かった。とてもオススメ。


聡明であるが故に孤独な少女プルーデンスと、蒼い衣をまとった名無しの吟遊詩人が、鳥の塔に至る迷宮の謎に挑むファンタジー

鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫―ホワイトハート)

世界観といい雰囲気といいハマりまくりです。知識を持つが故に、両親や兄から疎まれて、家族といても孤独を感じていた少女なんですが、それをぐっと堪えて、誇り高さを忘れない姿勢が素敵でした。続きが出てくれると最高に嬉しいです。→感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下


十八番目の皇女という立場から、何も手にすることができなかった月華が、心の内に「龍」を飼う涼狐の剣舞に惚れて、剣を手にする中華風ファンタジーのボーイ・ミーツ・ガール。

DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)

淡々と語られている物語だと思っていたのに、気づけば引き込まれています。溜め込んだエネルギーが、次なる巻で爆発してくれることでしょう。背筋がゾクゾクするほど、楽しみでなりません。→感想

なかのひと

Page Top