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[神代明] ぴぴぴ!

「祖父が受けたご恩をお返しに来ました」
蛍の目の前に現れたのは、絵に描いたようなセレブのような美少女・真鶴だった。アパートが火事になり、これからどうしようかと思っていた矢先のことだったので、ひとまず、ひよこのぴよと共に真鶴の家に向かうことにした。
ところが、一晩明けて蛍が目を覚ましたとき、目の前にはメイド服を着た真鶴がいて……

恩返しのためにお世話をしようとする真鶴と蛍が育む友情物語。
何もできないのに、一生懸命お世話しようとする真鶴の甲斐甲斐しさがいいですね。意表をついた天然さにも愛着がわきます。メイドたちが守ろうとするのがよくわかりますね。新参者である蛍に対して、メイドたちの視線が冷たくなるのもしかたない気がします。

とはいえ、メイドたちも人がいいですよね。意地悪さがいたずら程度にしかならないんですから。大作パラパラ漫画は見てみたい。ただ、レイと雪佳と伍菜以外のメイドたちはちょっと影が薄かったかな。このあたり今後に期待したいです。

真鶴がお金持ちのお嬢様であるということで、お約束のように財産狙いのサスペンスが発生するわけですが、蛍とメイドたちとの間を取り持つ役目も果たしたりしてて、なかなかいい感じでした。
メイドたちと蛍との間の垣根がなくなるところもいいですが、真鶴との仲が深まるところがとても良かったです。明るく見えても、どこか孤独を抱えているふたりが向かい合うシーンとか最高ですよね。照れずに接する真鶴と、照れ隠しする蛍をみて、ちょっと温かくなったり。

展開としては非常にオーソドックスなんですが、ほとんど役に立たないであろう蛍の才能が、ちょっとだけ役に立ったり、ぜんぜん役に立たないであろう、ひよこのぴよちゃんが、実は大活躍したりと、読んでてとても楽しい気持ちになります。
ほのぼのとしてて、ちょっとだけサスペンスで。こういう作品っていいなあ。
今後もこの雰囲気でお願いしたいところですね。

ぴぴぴ! - 神代 明

ぴぴぴ!
神代 明

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ぴぴぴ! from Alles ist im Wandel 2006-10-29 (日) 02:09
紺碧のたまゆらはどうしたんだろう? と思うものの、この人の作風から、こっちの方が好みですけどね。 あとがきで「怪しい生物」と断言されたぴよがいい味出してます。
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