蒸気機関の動力を飛躍的に向上させる「機石」を発明した父親は天才と呼ばれていたが、ドミは「機石」が嫌いだった。それでも、父親が作った「機石」を国に差し出せと言われたら、迷ってしまうぐらい大事なものではあった。
親友と思っていたアームが不審な動きを始めたこと、出会ったばかりの機石技術者の少女・リピルに刺激されたことに、悩むドミは……
天才と称されたドームスターの「機石」をめぐる物語なんですが、全体的に無理やり感が多かったかな。触れるべきときにあえて触れず、後になって「実は……」的な展開が多くて、言葉悪いですが物語を引き伸ばすためのすれ違いに、ちぐはぐさを感じました。
わりと初っ端に気づくようなアームの話を終盤まで伏していたので、何かあるのかなと思いきや、そうでもなかったし。ラストの選択のためにということもあるかもしれないけれど、別に勘違いしたままでも良かったと思うので、ちょいと拍子抜けしました。
場面場面を見ると、結構良かったところが多かったので、もったいない。
とはいえ、後半の盛り上がり方はなかなかでした。ご都合的な要素があったものの、この勢いとノリのよさは嫌いじゃないですね。何といっても、老人たちよかった。頑固ジジイな職人ってのは、かっこいいよね。
個人的にはリピルの心情の変化よりも、アームの心情をもっと読みたかったかな。
恐らくは続き物になるんじゃないかなと思うけれど、続編が出たら読むかといわれたら、う~ん。面白くなくはないけれど、読み続けていくほどではないかなという感じでした。このあたりは好みの問題かもしれません。
ストーンヒートクレイジー
三上 康明
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- なんともしっくりこない話ですな。主人公の熱血馬鹿さ加減とか、わけありで転がり込ん
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- 俺にとって前へ進むのは……機石から逃げることじゃない







