これといって悪いところはないけれど、いいところもない地味で冴えない男の子の藍原ヒカルは、幼馴染のホノカのアドバイスを受けて、生徒会長に告白したら大玉砕。
恥ずかしくて引きこもろうとしたら、ホノカに美少女になれる才能があると言われて、気がつけばアストロ乙女塾という女子高に入学させられて……
初本田作品。明日のLNFにゲストでいらっしゃるということなので、読んでみました。地味で冴えない男の子が、化粧をしたら美少女に大変身。幼馴染にそそのかされて、名門女子高を制覇することに、というお話です。
事前に、いろいろ言い聞かされていたおかげで、びくびくしながら読んでいましたが、思ってたより面白かったです。
今までパシられてたヒカルじゃ、生徒会長と対立するのは無理なはずなのに、やることなすこと、すべてがいい方向へ転じていくなど、お約束のオンパレードがいっそ清々しい。好感度アップとなった雨の日の猫とか、不覚にもニヤついてしまいましたね。
はじめはオドオドしてたヒカルですが、女の子同士だったら、ベタベタ触っても相手に騒がれないことに気づいてからは、嫌いだった勉強やら運動やらを頑張るようになって、メキメキ力を付けていくあたり、ああ、男の子だなあと思いました(間違ってるけど)。ただ、フランソワちゃんを抱き枕にするあたりは、むしろ引きそうになる。
主要な女の子たちは皆ツンデレというか、ヒカルのことなんて敵視していたのに、段々とデレてくるところが、妙にかわいい。円にしろ、晶にしろ、強気にデレるところはいいですね。まあ、一番よかったのは、ホノカのお話でしたけど。
っていうか、ホノカ子供バージョンのイラストの生意気そうな感じが可愛いすぎる……。
生徒会長との争いは、意外な展開というよりは、ご都合にもほどがあると言いたくなるものでしたが、こういう話しだからいいか。
時折「女装するときの注意」とか「ブログの作り方」という具合に、本編に関わりある(ようでない)単語の解説が挿入されるんですが、妙に詳しくちょっと捻ってあって、むしろ、本編よりも面白いと思ったのは内緒。
ただ、何ていうか、こう、読んでるときにモヤモヤするものが残って、微妙な気分でしたね。何が原因なんだろうと不思議に思いましたが、うららさんの感想を見てわかりました。そうか、的確なツッコミがないんだ。
どちらかというとツッコミ体質な僕としては、そのあたりが、引っかかったのかもしれません。
アストロ!乙女塾!
本田 透
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