いつもどおりに目が覚めて、いつもどおりにポストを見に行った嘉穂。
そこには予想もつかないもの、美鎖が身に着けていたアミュレットが置かれていた。
それも血にまみれて。
なぜ自分のところにこれが送られてきたのか。
家族である聡史郎ではなく、同じ魔法使いである弓子ではなく、弟子であるこよみではなく、
なぜ自分に?
思考をめぐらした結果、最悪を予想した嘉穂はプログラムを実行させた……。
コンピュータのプログラムによる現代魔法シリーズ。
いつもうまくまとめられているものの、上っ面をなぞっている感じがして
乗り切れなかったんですが、本作はシリーズの中で最も面白かった。
今回は伝家の宝刀とも言うべき美鎖の弟、聡史郎がメイン。
特にラストの団らんシーンの美鎖と聡史郎の会話ががほほえましい。
イラストもよかった。
ちなみに表紙にだけ書かれてる副題「TMTOWTDI」はプログラミング言語 Perl のスローガンですね。
There's More Than One Way To Do It. - やり方はひとつではない
相変わらずこういったお遊びがそこら中に散りばめられているので、ニヤリとしてしまう。
シリーズを 5冊まとめて読むとまた違う印象を受けるかもしれない魔女のライブラリシリーズ完結編。
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