Home > ライトノベル > [桃井あん] 女神の恋人 ロイデン・ロータス・オラトリオ

[桃井あん] 女神の恋人 ロイデン・ロータス・オラトリオ

ロイデン王国では、女性が王位に就くことが決められているが、ミーシャが王位に就くには、まず聖夫を迎えなければならない。十六という年齢では、まだ早いと思っていたけれど、母である陛下の意志は固い。
逃げるわけにはいかないけれど不安に包まれたミーシャは、一人になりたくてそっと宮殿を抜け出したが、そこで見知らぬ男に捕まったため、とっさに侍女だと身分を偽ったが……

結婚よりも、身体を受け入れることが不安な姫さまに、気になる人ができたら、それは夫となる人の双子の兄だったというお話です。面白い!っていうほどのことはないんですが、何かと気になって一気に読んでしまいました。不思議な魅力だなあ。

王家の結婚ってことで、周囲の人が子を産め系の話を持ちかけてくるんですが、それほど色気を感じないのは、ミーシャの子供っぽい活発さと、行為に対する不安に思う気持ちが見えてるせいかな。恐らく破瓜する好意よりも、国民の期待を背負って即位することのほうが不安だったんだろうなあ。
身体を許さなければ、まだ猶予があるかもと思ったのかどうかわかりませんが、儀式を明日に明日にと伸ばす気持ちが伝わってきますね。

ロダーと寝所を共にさせようと、躍起になる大神官に怒るミーシャの気持ちもわからなくないですが、国を守ろうとするものとの覚悟の違いが、大きく見えましたね。甘えてるところが多々見えて、周囲の人が大変だなあと思いつつ、ミーシャの気持ちも分かるだけに、掟に従わねばならない人たちの歯痒さを感じました。

比較的早い段階から、どういう流れになるのかはわかるんですが、あー、なるほど、こうするのかと思わず納得。皆が皆、愛する人のために動いたという結末は、良かったのかもしれません。

ただ、個人的には「ロジエル」のほうが好きかな。あの雰囲気はなかなか得がたいものがあると思うので、できれば続きが読みたいんだけど、どうなったんだろう?

女神の恋人―ロイデン・ロータス・オラトリオ - 桃井 あん

女神の恋人―ロイデン・ロータス・オラトリオ
桃井 あん

集英社(文庫)
Amazon | bk1


booklines 関連エントリー
桃井あん / コバルト文庫 / ライトノベル

Home > ライトノベル > [桃井あん] 女神の恋人 ロイデン・ロータス・オラトリオ

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/1488
Listed below are links to weblogs that reference
[桃井あん] 女神の恋人 ロイデン・ロータス・オラトリオ from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [桃井あん] 女神の恋人 ロイデン・ロータス・オラトリオ

Search
お気に入り

左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下


わくわくするような大冒険がしてみたいな

時載りリンネ! 1 (1) (角川スニーカー文庫 203-1)時載りリンネ! 2 (2) (角川スニーカー文庫 203-2)

本を読むことで、滋養と時を操る力を得る「時載り」一族。読書よりも遊ぶことのほうが大好きという、おしゃまな女の子・時載りのリンネと、彼女に振り回される男の子・久高が繰り広げる冒険物語。どの年代の人が読んでも楽しめる最高のジュブナイルです。→感想


十八番目の皇女という立場から、何も手にすることができなかった月華が、心の内に「龍」を飼う涼狐の剣舞に惚れて、剣を手にする中華風ファンタジーのボーイ・ミーツ・ガール。

DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)

淡々と語られている物語だと思っていたのに、気づけば引き込まれています。溜め込んだエネルギーが、次なる巻で爆発してくれることでしょう。背筋がゾクゾクするほど、楽しみでなりません。→感想

なかのひと

Page Top