カリエを捕えたネフィシカは、セーディラにも手を伸ばし、さらにエティカヤとも密約を結ぼうとしている。愕然としたカリエは、囚われの身から逃れようと、グラーシカに相談を持ちかけた。
一方、ルトビアでは、ミューカレウスによる大規模な工事が始まっていたが、それが市民からの反発を受け初めて……
いやあ、面白い。こんなに多くのことが動き始めるとは思わなかったです。まさに怒涛の展開。
カリエやセーディラといったザカリヤの女神を巡って動くユリ・スカナとエティカヤや、内部の崩壊が止まらないルトヴィアなど、各国の動きが見れましたね。最終的にバルアンが上に来ることはわかっていますが、彼がどのような選択をしていくのかは興味津々。
相変わらず女神の力から逃れられないカリエですが、現状を踏まえ、状況を推察し、打開策を考える辺り、以前とは違いますよね。子を思う母の強さは、ホントすばらしい。ただ、どうにも母親らしさを感じないのは、子供と一緒にいるシーンが少ないからかしら。むしろ、親バカっぷりを発揮してくれているエドが、とてもパパっぽいかもと思いました。
信頼する人がいるというのは、心の大きな支えになるというのは、カリエを見ているとよくわかりますが、その支えが失くしたサルベーンが、暗いほうへ落ちていくのを見るのがつらいですね。サルベーンにとって、この地でバンディーカがどれほどの存在だったのかを感じます。
戦士として生きてきた人が、戦士を相手にしたくなる気持ちはわかりますが、間違った方向に向かっているだけに、ラクリゼがいてくれたらと、何度も願いたくなりました。
それにしても、今回出てきた男性陣は皆ダークですね。バルアンは時々残酷さを見せるし、サルベーンは闇に落ちていくし、イーダルまで怪しい雰囲気を見せてくれてます。ひょっとして、まともなのはエドぐらい?
バルアンはいいとして(いいのか?)、他の人たちは、明るさを取り戻してほしいなあ。
他国がいろいろ動き始めてる中、ルトヴィアは、かなりやばいですよね。あのドーンがこんなに憔悴するとは思いもしませんでした。やることなすこと裏目にでるのを見てると、役に立つことがあるとはいえ、ロイを側に置いたのが原因かなと思わなくもない。
ミュカの大事業だって、すぐには旨くいかないのはわかってるので、かなり危険信号ですね。ただ、これでひょっとしたらグラーシカが動くのかなと思ったりするけど、どうだろう。
残り三巻ぐらいとのことですが、ここからどんな波乱が待ち受けているんでしょう。気になって気になって仕方ないです。続きがとても楽しみ。
流血女神伝喪の女王 5 (5) (コバルト文庫 す 5-60)
須賀 しのぶ
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- さおり 2007-02-03 (土) 16:25
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5巻一気に読みました。物語が一気に動き出して本当に続きが気になりました.私も、ドミトリアスがあんなに憔悴するとは思いませんでした。失ってみて初めてグラーシカが自分にとってどんなに大切か実感できたのでしょうか。あと、グラーシカの今後もすごく気になります。今回久し振りに登場したロイですが、急ぎすぎているというか強引に物事を進めすぎている気がします。確かに、現時点ではロイの言う通り皇帝に反抗的な貴族を潰して資金を得るのが1番の方法なんだろうなと思うけど、それがかえってドミトリアスを追い詰める結果にならないか心配です.
- deltazulu 2007-02-03 (土) 20:24
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一気読みさせられますよね。
さおりさんの仰るとおり、ロイの手法はドミトリアスを追い詰めてる気がするので、不安です。このまま壊れてしまわないかどうか……カリエとはあまり関係ないところではあるんですが、ルトヴィアはどうなっていくのか、気になりますね。





