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[今野緒雪] マリア様がみてる 仮面のアクトレス

冬休みが終わり、新学期を迎えた。お姉さまと過ごせるのもあとわずか。
ちょっとしんみりしてしまったけれど、月末には、生徒会役員選挙がある。
その生徒会役員選挙の立候補者に対する説明会で、裕巳は驚きのあまり声を失った。現白薔薇とつぼみ二人の他に立候補者がいたのだ。
しかも、立候補者は裕巳のよく知っている人で……

薄!しかも「黄薔薇、真剣勝負」と「仮面のアクトレス」の二つの物語が入ってる。これでだいたい予想はしてましたが、やはり妹問題はお預け。伸ばすなあ。

「黄薔薇、真剣勝負」は「くもりガラス」とちょっとリンクした上で、次期黄薔薇ファミリィに入ってくるであろう奈々と令の剣道手合わせ物語。
最後の最後で気づいた由乃が、今後揺れ動きそうな気がする。ちょっと寂しいなあ。

「仮面のアクトレス」は生徒会選挙の話ですが、妹問題で不安定な裕巳が印象的でした。最近安定していただけに、余計そう思うのかもしれない。「赤ちゃん返り」とはよく言ったものだ。まあ、選挙ということで、裕巳だけではなく皆がちょっとずつ不安定でしたけど。
おかげで、姉・妹の甘えシーンが多くて嬉しく思いました。白薔薇ファミリーは最高です。

相変わらず瞳子の心の内はわかりませんが、今回の行動は何かを決断するためなんでしょう。心の中に何を抱えているかといったら、なんとなく家庭の問題のようだけど、はてさて。

思ったことを心の奥にためるのが紅薔薇の宿命ならば、瞳子は紅薔薇ファミリーの素質十分ですよね。ここまできて瞳子が妹にならないわけは無いと思うので、あとはその過程を楽しみに待つとしましょう。

マリア様がみてる (仮面のアクトレス) - 今野 緒雪
マリア様がみてる (仮面のアクトレス)
今野 緒雪

集英社(文庫)
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