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[青木祐子] 恋のドレスは開幕のベルを鳴らして ヴィクトリアン・ローズ・テーラー

買い付けのために訪れたイヴシャムで、ひょんなことから出会った女優マーガレットの相手役を迫られたパメラ。ついでのように衣装を依頼されるクリス。
相手役はともかく衣装を受けることは「薔薇色」の宣伝にもなると考え、引き受けることにしたが、そこで闇のドレスの気配を感じ……

再起をかける女優さんの衣装を作るという設定は、どんぴしゃりといった感じ。
「闇のドレス」を匂わしながら、すべてが怪しいという展開もかなりよかった。
地味な印象があった前作でしたが、うまく山場を持ってきてくれて面白い。

まあ、例の悪役を追い詰めたあたりが、ちょっとあっさりしすぎて物足りなかったですが……

シャーロックとクリスはお互いが意識しあうようになったけれど、身分の差というものを感じて……という微妙な恋の行方がなんかいいですね。進展はないけれど、最後の手の場面とかいい感じ。
このまま少しずつ進んでいってほしいなあ。

恋のドレスは開幕のベルを鳴らして―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー - 青木 祐子

恋のドレスは開幕のベルを鳴らして―ヴィクトリアン・ローズ・テーラー
青木 祐子

集英社(文庫)
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