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[友桐夏] 春待ちの姫君たち リリカル・ミステリー

親友との強い絆を確信していた中二の春。
そんなふたりの間に入ろうとした舞を拒んだことで、クラス全員が敵に回った。
あからさまな無視。時に使われていない教室に閉じ込められる。
赤音はそれでも耐えられた。
たったひとりではあったけれど自分のそばにいてくれる人がいたから。
だが、それのことに気づいた舞はふたりを引き裂こうとして……。

いきなりやられました。まさかこんな序盤でやられるなんて……。
いわゆる単純なイジメ問題かと思ってたら、突きつけられる衝撃の事実。
油断してました。
そこから先はもう雰囲気に飲み込まれっぱなし。

暗く、衝撃の第一幕。
復讐の第二幕。
対決とまさかの第三幕。

読み進めるにつれて、少女たちの心の動きが、叫びが聞こえる。
不安が物語を包み、入り組んだ展開が衝撃を大きくさせる。
予想出来ないわけではない。
それでもゾクゾクしながら読みふけってしまいました。
お見事です。文句なしに傑作。

ちなみにリリカル・ミステリーとなっておりますが、前作とのつながりはありません。
シリーズではなくスタイルに対してつけた副題なんでしょう。
前作を読んでいないからといって敬遠せず、ぜひ手にとってほしいと思います。

春待ちの姫君たち―リリカル・ミステリー - 友桐 夏
春待ちの姫君たち―リリカル・ミステリー
友桐 夏

集英社(文庫)
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友桐夏

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