ユリ・スカナまでの道のり。決して易しいものではなかったがエドがいた。助けてくれる人がいた。それでも、ふとしたときに涙がでることはある。捨てたものを思い出して。
一方、バルアンはザカールから連れてきた罪人のレイザンと会っていた。
常人を超えた力を持つザカール人を手に入れるために。
バルアンが決意したことはカイとエドをこの世から抹殺することだったのだ……
最終章の初めということで、比較的穏やかな展開。それでもところどころに、いやーな雰囲気を匂わすような伏線がちらほら。
特にカリエの未だ揺れる心が鮮明になる白い魔女との出会いは強烈。
女神の力のせいなのかもしれないけれど、愛した人であることには変わりないし、愛する子であることは間違いないのだから。
戻れないからこそ輝いて見えるのかもしれない。
変態のようで実はいろいろと考えているイーダルがとてもいい味を出してますが、やっぱりラクリゼだよ。確執があった相手に自身の望みを託すシーンは何ともいえない。
頼む、ラクリゼを!といいたくなっていた。
それにしても前提を覆すかのような衝撃のラストなんですが、いったいどうするんだ?どうなるんだ?
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