待ってる人がいる。何としても帰らねば。
だが、敵の火力が強すぎた。圧倒的な力をほこるサルベーンでさえ突破をすることはできなかった。
重症を負いながらかろうじて生きながらえたサルベーンを待っていたものは、生まれてくるはずだった我が子の死と女神の力を手に入れたラクリゼだった……
愛し合いながらも相手を思うがゆえに苦しむ二人。
ラクリゼが力を引き換えに失ったものは、ひとつだけじゃないんだなあと思いました。
なるほど。女神の花嫁か。
旅立ちの前編、成長の中編。ならば後編は運命の出会いとでも言いましょうか。
感情が少しずつ表に出てこなくなったラクリゼが、突如強い感情を表したカリエとの出会い。
本編で既に明かされていたのでわかっていましたが、ここで出会ったのか。
感慨深いものがありました。カリエの母も素敵。
アデルカというもうひとつの道を選べば、ラクリゼは傷つくことなく暮らすことができたでしょう。だけど、カリエに会うことはできなかったかもしれない。
どちらの人生が幸せなのか。
運命という言葉を簡単に口に出せないほどのラクリゼの激動に胸が熱くなりました。
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