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[須賀しのぶ] 女神の花嫁 中編 流血女神伝

ザカールの村を飛び出したラクリゼとサルベーン。村の中にしか光が無いと思っていたラクリゼにとっては、すべてが目新しかった。
だが、ラクリゼが女神の力を得て見た夢で、サルベーンは心を失っていた。これはサルベーンの未来。このままではサルベーンが危ない。
進む道に異を唱えるラクリゼとサルベーンの間には、いつしか溝ができはじめ……

狭い世界しか知らなかったふたりに生じる相違。
望み通りの道を進みながら心を閉ざしていくサルベーンと、望み通りの道を進めないけれど心を開いていくラクリゼという対照的なふたりがとても印象的でした。むしろ逆かと思っていたので。

でも、やっぱり特別なんだなあと感じる描写がしばしば。
間違いのない幸せが目の前にあるのに、それを逃してでも動こうとするんだから。
本編で何らかの関係を匂わせていましたが、これほどの結び付きがあったとは思わなかった。

前編では旅立ちが、中編では成長が描かれた「女神の花嫁」。
では後編はどうなるのか?
楽しみでしょうがない。

女神の花嫁〈中編〉―流血女神伝 - 須賀 しのぶ
女神の花嫁〈中編〉―流血女神伝
須賀 しのぶ

集英社(文庫)
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