Home > ライトノベル > [竜騎士07] ひぐらしのなく頃に 第一話 鬼隠し編 下

[竜騎士07] ひぐらしのなく頃に 第一話 鬼隠し編 下

幾度となく、部屋の扉の前に立つ誰かの気配に、圭一の眠りは妨げら、目覚めはとても悪かった。昨日の出来事を思い返すと、気分が悪くなるが、たぶん、自分が思ってるようなことはないはずだ。今、みんなに会いたい気持ちが起きないのは、きっと具合が悪いせいだ。
そう言い聞かせて、学校を休み、病院へと向かったが、帰り道で出会った大石刑事から、先日の事件について、レナたちへの疑惑を聞いて……

毎年繰り返される殺人事件の被害者には、圭一の仲良しグループの誰かが絡んでいて、という事情を知らされて、圭一が、自分の置かれた立場に恐怖し始めるお話です。

いやあ、すごい。初っ端からノンストップで読まされました。不可解な出来事の影に、仲間と思っていた人たちや雛見沢村の人たちの姿がが見え隠れするんですから、怖いですよね。村に伝わる『鬼の狩り』についての話が、また今の状況とぴったりな感じで、恐怖を煽ってくれます。
レナの笑顔や魅音の態度、沙都子のいたずらなど、今までだったら、笑って受け入れられるものだったのに、何か裏があるのではないかと、ビクビクしながら接する圭一の姿に、どれほどの恐怖を感じているのか良くわかりますね。

ただ、途中から、拒絶反応が過ぎる気がしないでもないところがあったなあ。落ち着いて外から見ると、金属バットを急に振り回し始めた情緒不安定な男の子ですからね。レナたちの様子はおかしいけれど、同時に圭一の様子もおかしくて、もうドキドキです。
撒き餌を感じたおかげで、刑事である大石も、あまり信用できないように思ってしまったおかげで、ひょっとしたら分裂を狙って?とか思い始めたら、いったい誰を信じればいいのかわけわからなくなりました。

殺されるかもしれないと思いながらも、仲間を信じたいと思う。相反する気持ちの間で揺れる羽目になった圭一の心情は、上巻のあの楽しい部活シーンがあったからこそだというのは良くわかります。上巻を読んだときは、部活シーン長いなと思いましたが、下巻を読むとあの長さが必要だったんだなという感じもありますね。

ともあれ、楽しい場所が一転して、恐怖の場所へとなり、ならば自らの手で身を守るべく考えたら、それすら、別の人が通った道であることを知らされたときには、恐怖倍増でした。
雨の中ひたすら謝り続ける女、笑い続ける女。
オヤシロさまなる得体の知れない存在なんて、信じていないにもかかわらず、その存在を感じさせられてしまう描写がすごかったです。

そして迎えた衝撃のラスト。圭一の仕出かしたこともさることながら、同じように息絶えた姿に、謎は深まるばかり。
なんでだ、何が悪くてこうなったんだ?
まったくもって、解決編がないため、もやもやが晴れません。あー、続きが早く読みたーい。

でもたしか次に出る「綿流し編」って解決編とは違うんですよね?
うわ……我慢できるかしら。

ひぐらしのなく頃に 第1話 下 鬼隠し編 (1)- 竜騎士07

ひぐらしのなく頃に 第1話 下 鬼隠し編 (1)
竜騎士07

講談社(単行本)
Amazon | bk1


関連エントリー
[竜騎士07] [ひぐらしのなく頃に感想一覧] [講談社BOX] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > [竜騎士07] ひぐらしのなく頃に 第一話 鬼隠し編 下

Trackback:2

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/1923
Listed below are links to weblogs that reference
[竜騎士07] ひぐらしのなく頃に 第一話 鬼隠し編 下 from booklines.net
[感想]竜騎士07『ひぐらしのなく頃に 第一話 鬼隠し編 下』 from 雲上四季 2007-09-14 (金) 22:31
ひぐらしのなく頃に 第1話 下 鬼隠し編 (1) (講談社BOX) 作者: 竜騎士07 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2007/09 メディア:...
ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 下 from MOMENTS 2007-09-14 (金) 23:13
TEST 高難度のひぐらし第1章 完結編 壊れ狂う日常に恐怖せよ 大石との会話をレナに聞かれた圭一は、後ろ暗い思いを抱えつつ朝を迎える。学校を体調不...

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > [竜騎士07] ひぐらしのなく頃に 第一話 鬼隠し編 下

Search
お気に入り

江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


一通の自殺予告メールが引き起こすノンストップ・サスペンス。

15×24 link1 (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-1) - 新城 カズマ15×24 link2 (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-2) - 新城 カズマ15×24 link three 裏切者! (集英社スーパーダッシュ文庫) - 新城 カズマ

メールを受け取った人たちが、自殺を止めるために動き回る群像劇。様々な推測によって近づく人もいれば、遠ざかる人もいて、スピード感抜群なうえに、予想もつかない展開が待ち受けているから面白い。毎度引きが強烈なので、どこまでも追いかけたくなる物語です。 → 感想


まさかこんな素敵な青春物語が読めるなんて!

電波女と青春男 (電撃文庫)電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

甘酸っぱく、時に遣りきれない思いに苛つくこともあるけど、高いところから飛んでしまうような青春模様が素敵でした。笑いも沢山あるし、ほんと面白かった。とてもオススメ。→ 感想


聡明であるが故に孤独な少女プルーデンスと、蒼い衣をまとった名無しの吟遊詩人が、鳥の塔に至る迷宮の謎に挑むファンタジー

鳥は星形の庭におりる (講談社X文庫―ホワイトハート)

世界観といい雰囲気といいハマりまくりです。知識を持つが故に、両親や兄から疎まれて、家族といても孤独を感じていた少女なんですが、それをぐっと堪えて、誇り高さを忘れない姿勢が素敵でした。続きが出てくれると最高に嬉しいです。→感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下


十八番目の皇女という立場から、何も手にすることができなかった月華が、心の内に「龍」を飼う涼狐の剣舞に惚れて、剣を手にする中華風ファンタジーのボーイ・ミーツ・ガール。

DRAGONBUSTER 1 (1) (電撃文庫 あ 8-13 龍盤七朝)

淡々と語られている物語だと思っていたのに、気づけば引き込まれています。溜め込んだエネルギーが、次なる巻で爆発してくれることでしょう。背筋がゾクゾクするほど、楽しみでなりません。→感想

なかのひと

Page Top