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[西尾維新] 刀語 第七話 悪刀・鐚(ビタ)

土佐の鞘走り清涼院護剣寺は、いわずと知れた剣士の聖地である。そこにひとりの女が客分として、迎え入れられていた。否、迎えざるを得なかった。逆らったものは、みな惨殺されたのだから。悪刀・鐚を手に入れた女は、そこで最愛の弟を待ち続け、そして道場で向かい合った。始まったのは、壮絶な姉弟の争いで……

以前から予告されていた姉弟対決話ですが、まさかこんな展開になるとは思いませんでした。七花が落ち込むのも無理ないですよね。初っ端の戦いで、七花の半年の成果を、姉ちゃんがあっさりと覆すんですから。どれほどの天才ですか、あんたは!

殺し合いにすらならないほどの力の差に、いったいふたりはどうやって立ち向かうのかと思いましたが、ここで活躍したのがとがめだってことが、今回一番印象的でした。落ち込んだ七花に活を入れ、最強の天才相手との駆け引き、そして奇策。そう、これはまさに奇策でしょう。考えついたことよりも、実行したことがすごいと思いました。二人そろえば最強にすら勝てる。いいコンビです。

今回は刀についてのお話というよりも、七実と七花についての生き方というか、そういったものについてのお話だったこともあったせいか、シリアス一辺倒でしたね。鑢家の真実については、なんとまあと驚くものがありましたが、七実の天才故の悩みを知ると、父の行動はひょっとして……と思ったりして、切ない思いでいっぱい。

とがめと共に旅してきたことで、七花が刀としてではなく、人として成長してきたことで、心の弱さが見えてきてしまいましたが、同時に覚悟も見えてきましたね。ある部分ではとがめに頼り切っていたところがありましたが、こういう成長が見えたことは嬉しいです。最後のとがめの素敵な言葉は、ご褒美であり、本音でしょうね。真面目におのろけするこの二人の関係大好き。

さてさて、これで残る刀はあと五本。次はついに否定姫との対面ですか。戦いとかはないでしょうけれど、ここにきて更なる新事実が出てくるみたいですし、まにわにの動向も気になるし、どんな展開が待ち受けているのか楽しみですね。

刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX) - 西尾 維新

刀語 第七話 悪刀・鐚 (アクトウ・ビタ) (講談社BOX)
西尾 維新

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読み終わったあと、目次や最後のページに描かれている七花と七実のイラストでじわり。

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Comment:3

No Name 2007-07-07 (土) 15:35

記事に関係ない質問ですいません。
Topの上の画像に各記事をリンクさせているのは、何かのプラグインなんですか?
教えていただけたら助かります。

deltazulu 2007-07-07 (土) 21:44

いえ、プラグインではなく、自作のスクリプトです。サイト自体、ちょっと変則的な作りをしているので、他のところで使うのはちょっと無理かも……

No Name 2007-07-07 (土) 23:11

自作なんですか?
すごいですね。自分はプログラミングはちょっとかじった程度なんで無理そうですね。
自分のブログもアマゾンのやつ張って感想みたいな感じなんで、あったら便利そうだなと思って。
突然すいませんでした。

後になってしまいましたが、サイトいつも拝見させていただいてます。

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