殺人鬼集団、零崎一賊において「愚神礼賛」の通り名をもつ零崎軋識は、新たに零崎となった人識を連れて、とあるマンションへと向かった。
そこで、ふたりの零崎は狙撃された。零崎に対して喧嘩を売るやつがまだいたとはと思ったが、次第にふたりは追い詰められていき……
釘バット使い「愚神礼賛」の零崎軋識が中心となる物語ですが、軋識よりも他のキャラクタの方が魅力ありますね。このあたりは零崎シリーズ(というのか知りませんが)の前作にあたる「零崎双識の人間試験」とはちょっと違うかな。時期としては人識が中学生で、零崎になりたての頃ですね。いーちゃんがあっちに行ってるとき。
嬉しかったのは、子荻ちゃんが出てること。殺人鬼集団零崎に喧嘩を売ったのが、中学のときっていうんだから、すごいですね。策師 VS 零崎の緊張感あふれる戦いに引き込まれてしまいました。決めセリフがカッコよすぎです。
とはいえ、さすがに双識のペースには勝てないところがあったようですが……。策のためとはいえ「形はないが、とても大切なもの」を失った彼女の気持ちは察します。はい。
マインドレンデル使わないほうが強いなんて、反則だよ、双識にーちゃん。
個人的に一番好きなシーンは、人識 VS 玉藻です(そう玉藻も出てるよ)。考えなしに戦ってる感じが強かった玉藻でしたが、人識との戦いの前にした行動には惚れました。熱いよ。奮えるほどヒートですよ。燃えた後の「勝ちー」にはドキドキするほど萌えました。殺し合いしてたっていうのに、何て可愛いことを……
何か、人識ってかなりモテモテですね。よりによってって人にも惚れられてるんでかわいそうでもありますが。
互いに忌み嫌う「殺し名」たちだと思いましたが、いろんなところで、意外な繋がりがあるのが面白いですね。殺し名以外でも、荒んでた人やはっちゃけた人など、あのころはこんな感じだったのかと、少し変わった一面が見れるので読んでいて、とても楽しい。
次作は零崎曲識のお話ということで、今からとても楽しみです。
零崎軋識の人間ノック
西尾 維新
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