Home > ライトノベル > 付喪堂骨董店(7) 不思議取り扱います / 御堂彰彦

付喪堂骨董店(7) 不思議取り扱います / 御堂彰彦

なあ、刻也。
……そんなにまであたしを信じたかったのかい?

特殊な力を宿した道具「アンティーク」を巡るお話の第七弾。今回は、刻也と咲の出会いがアンティークによるものであったという過去と真実が明かされて行くシリーズ最終巻です。

あー、なるほど、こういうことだったのか。ヴィジョンについては、ちょっと不思議だなと思うことはありましたが、ようやくはっきりした。同時に刻也が背負ったものの重さもはっきりしましたが。

咲との関係は、意地というのもあったと思うけれど、それ以上に積み上げてきた信頼が大きかったんだと思います。全てを知って、都和子と対立してまで、咲を守ろうとするところに、彼の意思と、辛さを感じました。

都和子さんとの対立はなあ、彼にとって、付喪堂骨董店がどんな意味を持つか分かるだけに辛く、都和子さんもまた、口では他人のように言っていたけれど、咲についての決意をするまで、どれほどの苦悩を抱えたか、よくわかります。

もう戻れないあの頃。わかっていながら、それでも……と悩んだ挙句に、刻也が最後に選んだ道は、辛いかもしれませんが、これ以上ないハッピーエンドだと思いました。
溺れるような感情と共に、きっと幸せをつかんでくれると、そう願いたくなります。

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫) - 御堂 彰彦

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)
御堂 彰彦

アスキーメディアワークス(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[御堂彰彦] [付喪堂骨董店感想一覧] [電撃文庫] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > 付喪堂骨董店(7) 不思議取り扱います / 御堂彰彦

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3611
Listed below are links to weblogs that reference
付喪堂骨董店(7) 不思議取り扱います / 御堂彰彦 from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > 付喪堂骨董店(7) 不思議取り扱います / 御堂彰彦

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top