「それでもさ」
上条は、ポツリと呟いた。自らの胸に、突き刺すように。
「それでも、今まで俺が取ってきた行動が、インデックスのためになっていたかどうかは、俺には決められないんじゃないか」
超能力開発をカリキュラムに組み込む学園都市を舞台に、科学と魔術が交差するシリーズの第二十弾。ついに始まる第三次世界大戦の最中、ロシアに足を踏み入れた者たち、イギリスVSフランス、防衛といいながら戦争に参加した学園としなど、様々なところで戦いが描かれていくお話です。
これは面白かった!なんという熱い展開!
浜面、アクセラレータ、当麻など、思う少女のためにロシアを訪れた者たちだけでなく、学園都市のオーバーテクノロジーをまざまざと見せつける戦闘や、一進一退を繰り広げるイギリスとフランスなど、ページをめくるたびに場面が変わるのに、どこをとっても熱きバトルが展開されてるんだから、引き込まれないわけがない。ページ数が結構あるのに、一気読みでした。
どの戦いも面白かったけど、一番印象的だったのは、アクセラレータの戦いだなあ。学園都市の追跡者ぐらいだったら、余裕だろうと思っていたら、まさかこんな追い詰められ方をするなんて……。守るものがあるということは弱点でもあると痛感させられます。 最近の悪党っぷりは格好よさがあったけれど、今回は……壊れっぷりがやばくて、でも無力さを実感してる様子が辛かった。偶然出会えた当麻に八つ当たりしたのは、アクセラレータにとっても、彼が特別な存在だからということもあるけれど、ラストオーダーが……ね。
八つ当たりされた当麻にしても、迷うことは多く、今までのようにただ拳を振り上げるだけでは済まないかもしれませんが、そんなことを考えてたら、フィアンマには勝てないだろうし……なかなか難しいですね。っていうか、フィアンマ圧倒的すぎるんですけど。
彼に勝としたら、やっぱりみんな協力しないとだよね。
嬉しいことに、ビリビリする人が動き始めてるので、もしかしたら、学園最強チームが結成されるのかしら、なんてワクワク感がありつつ、妙な人もやってくるっぽいのでドキドキです。
まだまだ始まったばかりの戦いですが、これからどう繰り広げられて行くのか。楽しみでなりません。
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈20〉 (電撃文庫)
鎌池 和馬
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