Home > ライトノベル > デュラララ!!×(7) / 成田良悟

デュラララ!!×(7) / 成田良悟

「……今なら、俺達なら……」

「平和島静雄を、どうにかできるんじゃねえか……?」

池袋を舞台に、首なしライダー・デュラハン、情報屋、非日常にあこがれる少年、最強のバーテンなどが、入り乱れて騒動を引き起こすシリーズの第七弾。今回は、姉と弟と顔を変えた少女の歪な恋や、赤林の過去、バーテンダーをめぐる争いなどが描かれる短編集です。

狂ってる人が多いおかげで、休日とか日常とかいうには、とても落ち着かないものがありますが、これがデュラララなんだろうなあ。何ていうか、とある物語の断片を切り取ったって感じですね。

個人的に好きなお話は日常B『はぐれ者コンチェルト』かな。粟楠会の昼行灯・赤林の過去が描かれるお話は、やってることはアレなのに、何とも人情味を感じるものでした。暴力に明け暮れていた男が、惚れた女のためにきかせる甲斐性は、まったくもって愛とは人を変えるものだなあと思う次第です。
きっとこれからも、もしかしたらという思いを胸に抱えながら、悪と前の間をゆらりゆらりと生きていくんだろうなあ。

楽しかったのは、日常C『取り立てラプソディー』です。バーテンダー・平和島静雄に、女の影が?という噂が流れて、ならその女を……と思って動く浅はかな連中たちが、何に手を出したかを痛感して行くお話は、「だから言ったのに」と言いたくなる展開が楽しかった。あの人たちに手を出しちゃだめだよね。

ラプソディーなんてタイトルがあるとおり、まさかの恋かと思いきや、ちょっとアレな気がしないでもないですが、平和島静雄をめぐる女の争いという意味では間違ってないかもしれません。愛する者を壊したいという衝動はさておくとして、そう簡単に壊れる男じゃないから良いか(いいのか?)。
彼を巡る争いは、今後の本編でも語られると楽しいことになりそうです。

本編という意味では、エピローグ&ネクストプロローグで、何やらきな臭い動きがあったので、とても楽しみであります。ダラーズ関係もいろいろ気になるし、早いところ続きが読みたいですね。

デュラララ!!×7 (電撃文庫) - 成田 良悟

デュラララ!!×7 (電撃文庫)
成田 良悟

アスキーメディアワークス(文庫)
Amazon | bk1


関連エントリー
[成田良悟] [電撃文庫] [ライトノベル]

Home > ライトノベル > デュラララ!!×(7) / 成田良悟

Trackback:0

TrackBack URL for this entry
http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3491
Listed below are links to weblogs that reference
デュラララ!!×(7) / 成田良悟 from booklines.net

Comment:0

Comment Form
Remember personal info

Home > ライトノベル > デュラララ!!×(7) / 成田良悟

Search
お気に入り

異形の王子と毒を吐く少女の恋の物語

4048700588

他人を寄せつけぬ毒を載せた言葉を吐いていた少女が、王子と伝承と出会ったことで、信じる思いを紡ぐようになる、その祈るような思いに涙しました。懐かしき人たちとの再会もまた素敵。→感想


それは血の繋がらない家族の物語。

4048700480

大きな山や谷があるようなお話しではないんだけれど、クセのある七人のきょうだいが共に暮らすその家には、じんわり温かい家庭がありました。それぞれ抱えているものはあるけれど、この家族ならきっと支え合いながら乗り越えてくれると信じてる→感想


それは「夢利き」が語る人の夢の物語。

夢の上(1) 翠輝晶・蒼輝晶 多崎礼

最高傑作級!辛くとも好きな人と共に歩める幸せ、あるいは人の夢に乗る幸せと切なさ。独立しながら、リンクする物語は、温かさに、人を想う気持ちに満ちあふれて、胸が熱くなる。人が人と出会うことの素晴らしさは、時に眩しくもあり、切なくもなるんだなと思いました。→感想


江戸時代。新たな暦を作る偉業を成し遂げた渋川春海の物語。

天地明察

最高傑作!碁打ちであり、算術家でもある男が、打ちのめされ挫折して挫折して挫折して、でも夢を忘れられず、立ち向かう姿に、どれほど興奮させられたか、泣かされたことか!さりげなく描かれる恋も素晴らしく、読み終わりたくないとこれほど思った作品はありません。 → 感想


左遷された北嶺で隠居生活を堪能しようとした史官ヤエトの前に、皇女が太守としてやってくるお話。

翼の帰る処 上 (1) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-1)翼の帰る処 下 (3) (幻狼FANTASIA NOVELS S 1-2)

中間管理職的苦労に悩まされるヤエトの姿がとても楽しいですが、それだけじゃなく、北嶺と帝国の歴史的秘密が見えてくる展開に興味を惹かれること請け合い!超オススメです!→上巻感想 / 下巻感想


普通の社会人であるこかげが、異世界の騒動に巻き込まれるお話。

wonder wonderful 上wonder wonderful 下

やさしさで涙する物語でした。あ、もう最高!王宮話やら恋愛要素やらも非常に楽しく、読み進めるにつれてゴロゴロ転がりまわりたくなること必至です!今年一番のオススメ!→感想 上/ 感想 下

なかのひと

Page Top