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[三雲岳斗] アスラクライン(13) さくらさくら

「じゃあ、ちょっと行ってくるよ」
「どこに……?」
訊き返したのは杏だった。僕は彼女にどう説明するべきか少し悩んで、結局思いついたのは、意外なほど短い言葉だった。
「奇跡を起こしに」

幼馴染の水無神操緒に取り憑かれた夏目智春が、兄・直貴の残した「イクストラクタ」を手にした事で、世界の真実へと立ち向かうことになるシリーズの第十三弾。動き出した「神」による破壊を止めるべく、智春たちが動き出すシリーズ最終巻です。

プロローグからしてハッとさせられましたけど、あらゆるところで、今まで疑問に思ってたことが繋がっていって、とても面白い。しかも、あの人が帰ってきてくれたところは……嬉しかった。

ちょっと展開が早かったというか、とんとん拍子で話が進んでいくのは物足りないところもあったんだけど、智春だけじゃなくて、佐伯兄や樋口、雪原などなど、たくさんの人に見せ場があって、ほんと興奮させられました。みんな格好いいぜ、ちくしょー!

恋愛方面では、ある意味決着がついちゃった……んだけど、佐伯妹やアニア、杏などがいい感じに思いを見せてくれて、思わずニヤついてしまいました。隣にいる彼女にしても、気持ちが分かるから、微笑んでしまうんでしょうね。

すべてが終わった後、グルリと回る感覚を見せてくれて、ほんと面白かったです。

本編については、この13巻で終わるらしいですが、後日談とか、あまり登場機械の無かった人のお話など、短編などを出すので、アスラクラインシリーズは、まだ続くみたいですね。最後に出てきた「彼女」のお話は気になるので、楽しみに待っていたいと思います。

アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28) - 三雲 岳斗

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