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電波女と青春男(3) / 入間人間

「リュウシさんは、都市側チームの方を応援しなくていいのかな」
「おいおーい、にわ君ってばもう忘れちゃったのかーい?」
親指を立てて、ニッと歯を見せながらの笑顔を俺に注ぐ。
「あたしは、にわ君の味方なんだよ」

都会の叔母さんの家に預けられることになったら、なんと叔母さんの家には電波な娘がいて……、甘酸っぱい高校ライフを期待した男の子・真が、癒し系な女の子、りんとした女の子、電波女、四十路一歩手前の女の人などと繰り広げる青春物語の第三弾。今回は、夏休みに、バスケの応援、草野球、天体観測といった具合に青春してたら、宇宙服を着た女の子が真の周りをうろうろしだして、というお話です。

あー、もうニヤニヤがとまらない!
夏休みはいる直前の携帯番号の交換模様とか、初めて電話をかけるときのドキドキ感とか、気恥ずかしさと嬉しさが伝わってきて、大変です。

真の様子もさることながら、嬉しさを見せつつ、でも前川やエリオが真の側にいると、ちょっとむくれてしまうリュウシさんが可愛くて可愛くてたまらなかった。ぷんすかとか最高ですね。

一方、エリオもちょこっとだけ積極的になって、真を天体観測に誘ったり、外で会ったら嬉しそうに近寄ってきたりと、なんていうか保護欲をかきたてる可愛さがありますね。本人はそんな意図ないでしょうけど、真にしたって放っておくわけにはいかないから、自然とリュウシさんと二股状態になっちゃうのは……ね。まったく青春だ。

実のところ、傍観者を気取って、リュウシさんを囃し立ててた前川さんも、ちょっとポイント上げてたりして、意外に目が離せない感じになってきたなあ。

と、三人の女の子と青春模様は、夏の気温同様、暑い展開が繰り広げられていましたが、さらに自称宇宙人の社が絡んでくるから、盛り上がってました。
奇抜な行動を繰り返すけど、要所で真を引き立てて、リュウシさんやエリオを盛り上げたりするから、油断できない。

個人的に一番気恥ずかしくも素晴らしいと思ったのは、バスケの試合シーン。初めての試合で緊張しまくってたリュウシさんを解き放った真の応援は、最高でした。素敵な「超能力」でしたね。

最後に夏の風物詩であるお祭りに参加して、リュウシさんを強がらせちゃうところは、まったく、こんないい子を……とブツブツいいたくなっちゃたけど、まさか最後に謎かけが待ち受けているとは思わなかった。まったくもって油断できないですね。

リドルストーリーな感じで終わると、もやもやさせられますが、ま、これが夏の不思議ってやつなんだろうと思えば、ちょっとは納得できるかもしれません。

さて、次はどんな青春が待ち受けているんでしょう。すっごい楽しみでなりません。 オススメ。

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