「……こんな連中が湧くようじゃ、ダラーズもそろそろ潮時かもな」
池袋を舞台に、首なしライダー・デュラハン、情報屋、非日常にあこがれる少年、最強のバーテンなどが、入り乱れて騒動を引き起こすシリーズの第七弾。今回は、ダラーズに復讐を誓う暴走族が池袋を訪れて、というお話の後編です。
これはほんと面白かった!
静雄に掛けられた嫌疑と、追う粟楠会、ダラーズとTo羅丸の抗争、非日常に揺れる帝人、家出少女に依頼を受けて池袋をかけめぐるセルティなどなど、バラバラな出来事が絡み初めてくる展開が、とても面白くて、ページをめくる手が止まらなかった。
特にやばい方へ誘導されていく帝人の話はもう!行くなとか、打ち明けてしまえと、何度つっこみたくなったことか。ほんの僅かなすれ違いが、ひっかきまわす者の手によって、大きくなっていく展開に引き込まれました。
今回一番すげーと思ったのは、やっぱり静雄の化け物っぷりです。なんだあの強さは。初っぱなの逃げっぷりもすごかったけど、それ以上に「サッカー」とかあり得ないから!といいつつ、こいつなら……と思ってしまう魅力がたまらない。
ま、そんな化け物はさておき、帝人と杏里、正臣の話は、お互い抱えてる秘密があるからこその均衡が徐々にはずされてきて、それでも大切な人だからと動くあたりは、とても心にくるものがあったのに、それがこうなるとは……。
一度すっきりしたときには、三人の距離が近くなるのかと思ったんですが、ゾクっとさせられる方面に帝人がいってしまうと……やばい溝が生まれそうですね。決着が付いたにも関わらず、不安を呼び起こしてくれる物語でした。
続きが楽しみでしょうがない。
デュラララ!!×6 (電撃文庫)
成田 良悟
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