「分かりますか?今の彼女の命運を握っているのは南方さん、あなたなんです。あなたが危険を冒せば葉桜も続く。そのことを分かった上で行動されようとしていますか、動こうとしているんですか」
身体能力と科学技術に優れた異性人・アポストリと人間が、居留区の中で『共棲』するシステムにより、政治家の父を持つ学と、アポストリの評議長の姪・葉桜が『共棲』するボーイミーツガールの第四弾。先日の事件で責を負うことになった葉桜の元に、ゴスロリの監察官・稻雀がやってきて……というお話。
一気に動いてきたなあ。
序盤、評議候補の剥奪までされた葉桜の力になれない自分にふがいなさを感じて、そんな思いを抱くのは、もしかして…と一年前ならあり得なかった感情に揺れるシーンにニヤリとしつつ、稻雀が登場した際に葉桜に誤解されて、本心をいえないが故に誤解を解くことができないやり取りは、ほんと楽しかったんですが、この思いが逆に枷となる展開が面白い。
それにしても、アポストリによる議員殺害から始まった反アポストリ勢力の動きには驚くばかり。まさか彼まで……。そりゃ学だって、このまま安穏と過ごすわけにはいかないよなあ。
とはいえ、自分の行動一つで、ヘタをしたら葉桜がアポストリとしてやっていけなくなるというジレンマがあり。
このあたりの枷が重かったですが、逆に学を成長させるきっかけにもなっていますね。こうやって意志というのは、受け継がれていくんだなと思った次第です。
さて、子供ならではの思い切りの良さから、ひとまずのピンチは乗り切ったけど、既に相手は先んじているので、ここからどう挽回していくのか。若き二人の手腕が楽しみです。
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