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[有沢まみず] スイート☆ライン

「あのさ、どうも俺は好きみたいなんだよね。熱い人間が。熱く震えるような力が!自分が到底敵わないような、桁外れの才能を見ると心がわくわく躍るんだ!で、つい自分そっちのけで応援したくなっちゃう」
頭を掻いた。
「だからかな?」
と、はるかに言った。
「だから、俺は今、永遠の兄貴をやってるんだと思う」

人見知りで男性恐怖症な女の子・新島永遠。ところがマイクの前に立つと、人を引きつける演技をする。彼女の声優としての才能を埋もれさせたくないと、アニメ制作に携わる姉に頼まれた花沢正午は、永遠にある提案を持ちかけて……弱さを克服しようと頑張る女の子と、彼女を応援する熱血男の子のラブコメディ。

個人的には、おバカな熱血ってあまり好きじゃないんですけど、正午の事情が見えてくるにつれて、彼の応援したくなる気持ちがわかり、また始めは怯えていたのに、だんだんと彼を信頼して、応えようとする永遠の姿もよかった。
正午は兄妹としてみてる(みようとしてる)けど、永遠はひょっとして……みたいな感じがあるのもいいですね。

ただ、僕自身、声優さんのことをよく知らないせいか、声の演技のすごさがそれほど伝わってこなくて、イマイチなところもありました。永遠に才能を感じられないと、どうにも魅力が……。と思っていましたが、二人で過ごした時間があったからこそ伝わる「射手座」なシーンでやられました。格好いいわ。

今回は、紹介的な要素が強かったように思いますが、他の声優さんも絡んでくるように思うので(何か三角を予感させますよね)、これからが楽しみな作品だと思います。

スイート☆ライン (電撃文庫) - 有沢 まみず

スイート☆ライン (電撃文庫)
有沢 まみず

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