「私たちが輸送していたのは……」
にっこりと、血まみれの顔に笑みを浮かべながら。
「……かつて歴史の中で戴冠用儀礼剣にして、王家の者しか扱えない慈悲の剣。英国最大の霊装……。正真正銘、イギリスを変えるに相応しい剣です」
イギリス清教「必要悪の教会」によって「禁書目録召集令状」が布告され、インデックスと当麻がイギリスへ向かうお話です。
序盤がイマイチだったので、どうにも盛り上がらなかったんだけど(飛行機テロに怒りを覚えるのはわかるんだけど、機長の判断を振り切って動くのはどうかと。結果としてはうまくいったけど、感情で動きすぎる正義ってどうよ、と思って萎える)、この飛行機テロひとつで、いろいろな勢力の思惑が見えてきて、「王室派」の会議が始まったあたりから、面白くなりました。
「王室派」「騎士派」「清教派」などが一同に集う会議で、フランスのみならず、イギリスという国家の不穏な動きが見え初めてきて、、国を背負うものの重みを感じながら、これから先をどう動いていくかという女王の言葉に、ふむふむと頷いていたら、まさか、キーとなった「鞄」が、ここに届くとは!
軍が動き、すべてが後手に回り、頼みの聖人すら……という怒濤の展開は、まさに一気読みものです。
ようやく面白くなってきたところで、終わりになってしまったのは悔しくてなりませんが、続きを待っていたいと思います。
にしても、インデックス。結構出番があったように思ったけど、テンプレな行動しかせず、目立たなかったなあ。登場しても空気とは……涙を誘う。
とある魔術の禁書目録(インデックス)〈17〉 (電撃文庫)
鎌池 和馬
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