「あら?もしかしてフレイムハートさんは、コースターが苦手なんですか?」
……ハイ案の定、嬲るような挑発がきましたー。
「な、なっ、何を言うかと思えば事実無根の中傷ですの?」
「いいえ、そんなつもりはありませんよ。ただ確認したかっただけなんですが……その様子だと、やっぱり……」
「やっぱり、なんだといいますのよっ?!違いますわよ!この私が、誇り高きフレイムハート家の息女たるこの私が、コースターが怖いだなんてあり得ませんわ!」
メイドや執事になるための専科である従者育成科に編入した見た目ヤンキーな秋晴が、お嬢様方と繰り広げるドタバタコメディ第六弾。今回は、セルニアと朋美が体育祭で勝負するお話の後編と、みんなで遊園地に行くお話と、大地が秋晴に組み伏せられる番外編の三篇が収録されてます。
なんだ、この、そこはかとなくエロい描写は。体育祭って、こんなすごかったっけ?とか思ってしまうのは、イラストの魔力のせいだと想います。障害物競走のネットで、あんなになるなんて……。パン食い競争のみみな先輩とかは可愛らしかったのに、一瞬にしてそっちに持っていく手腕がすごすぎ。
ちなみに一番インパクトあったのは、深閑先生が体操着姿になるというか、させられるというか、そういうシーン。あれは、激しくグッジョブといいたい。
ともあれ、セルニアと朋美の争いの原因なのに、まるで気づかないがゆえに、空気読めよといわんばかりの視線を食らったりしてた秋晴でしたが、遊園地のシーンは、すっごい楽しかったなあ。セルニアはコースター系、朋美はお化け屋敷系と、それぞれ苦手なものがあり、でも相手に弱みを見せたくないがゆえに、やめようと言い出せないあたり、すっごい可愛い。
そんな女の子たちをフォローする秋晴は、素敵だと思うんだけど、肝心なことに気づいてないおかげで、最後の一歩が届かないんだよなあ。
まあ、セルニアにしろ、朋美にしろ、どこまでが恋愛感情なのかはっきりしてないところがあるっぽいので、このあたりは追々なのかな。
ひとまず、男を巡る問題よりも、女同士の友情が生まれていったところが、とてもよかったです。これからもいいライバルでいてほしいな。
そして番外編は、大地視点で描かれる秋晴との絡み話。自分から人に触るのは平気だけど、他人から触られるのはダメという大地が、弱点を克服したいってことで、大地に触ってもらうよう協力を願うお話。
言いたいけど言えない、そんな大地の本当の姿を知ってる身からすると、無遠慮な秋晴の行為がもたらす結果に、笑いが止まりません。っていうか、大地くん、敏感すぎだよ?
相手を組み伏せるという護衛の授業の出来事は、腐った女子じゃなくて、健全な男の子でも反応するものがあると思いました。
ま、普通に男が触るってだけならともかく、好意を持ってる男の子が相手だから、仕方ないよねー、とニヤニヤ。認めない意地っ張りさが、とても可愛らしかったです。
この番外編シリーズは、今後も続いてほしいなあ。
れでぃ×ばと! 6 (6) (電撃文庫 こ 8-12)
上月 司
アスキー・メディアワークス(文庫)
Amazon | bk1
関連エントリー
[上月司]
[れでぃ×ばと!感想一覧]
[電撃文庫]
[ライトノベル]
Home > ライトノベル > [上月司] れでぃ×ばと!6
Trackback:2
- TrackBack URL for this entry
- http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/2359
- Listed below are links to weblogs that reference
- [上月司] れでぃ×ばと!6 from booklines.net
- れでぃ×ばと!6 上月司 電撃文庫 from ねれの巣 2008-05-10 (土) 00:23
- 前遊園地のチケットを賭けた体育祭と、遊園地での遊び編と、大地の特訓編ですかね。体
- 電撃文庫・5月の感想2 from 詠み人知らず 2008-05-29 (木) 00:48
- ■上月 司×むにゅう『れでぃ×ばと!?』 ★★☆☆☆ 体育祭で「秋晴と一緒に遊園地で遊ぶ権」を賭け 対決することになった朋美とセルニア†††.











