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空色パンデミック(2) / 本田誠

「世界を敵にまわしても君を守る。かなりクサいけど、格好いいじゃないか。あまり深く考えても無駄だよ。疑っても無駄。答えなんて誰も分かんねーんだから。大事なのは何を信じるかってことだよ。俺は俺が格好いいって思ったものを信じる。お前はお前が信じられるものを信じればいいじゃないか」

発作を起こすと、自分を映画や小説の主人公のように特別な存在だと思い込み、その妄想に支配される「空想病」。世界の破滅という彼女の「空想病」をくぐり抜けた僕は、いつものように学校へ通ったが、ある日、世界改変はまだ続いているとクラスメイトが声をかけてきて……世界を動かすボーイミーツガールの第二弾です。

前作で一区切りついたように思いつつも、ラストであれ?って思わせる描写があったんですが、それを持ってきましたか。空想病の恐ろしいところは、常識が変わっていても気づかないところにありますよね。世界の真実を知ったとき、それが正しいことなのか、それとも惑わされているのか。現実と妄想の区別がつかなくなると言う意味では、周囲にいる人のほうが影響大きいかもしれません。

特に中西景の場合、世界を救う役割を果たされていたこともあって、もしかしたら、彼女を助けたいという思いすら作られたものではと悩む姿は、心苦しいものがありました。こればっかりはどうにもならないしなあ。
でも、そんな彼の悩みに、別のところから光を当てた森崎が格好良かったです。彼はいい友達を持っているな。

新たな改変の予感から、結衣さんに気づかれないように動き、当然のごとく気づかれて恋が捻れて行く様は、ご愁傷さまですといいたくなりましたが、絶対的に不利な戦いへと挑むことになり、倒れそうになっても彼女のために、たすけてくれた人の為に、諦めず立ち向かった彼が素敵でした。あとからくる恥ずかしさなんて気にしちゃだめですようん。

それにしても、いろんなところで散りばめられていたんだなと思いましたが、まだすべてが終わってない模様。今度は何が待ち構えているのか楽しみです。

空色パンデミック2 (ファミ通文庫) (ファミ通文庫 ほ 3-1-2) - 本田 誠

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本田 誠

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