「君も、僕と一緒に考えてほしい。僕はまだ子供で、君もまだ幼くて、わからなくて逃げ出したいこともたくさんあるだろうけど、でも僕は君と共に歩みたい。この先ずっと、そばにいるって約束しただろう?」
落ちこぼれの魔法使いスウェナと、人型になれるドラゴン・メリルの子供たちであるセツ(魔属)とフィーナ(半魔)が繰り広げる恋物語。今回は、ラースの故郷である機関の国・トルバテフへ三人で訪れて……というお話。
フィーナの無邪気な好意がほんと可愛いなあ。こんな笑顔見せられたら、そりゃラースも頑張っちゃうわけだけど、時にその幼さが苛立ちになってしまうのは……ただ「好き」なだけではいられないって辛いですね。
一方のトルバテフ事情。ラースの母の話は今後が大変だなあと思ったりするけれど、それより何より、魔属への接し方がなあ。機関にプライドを持つのはいいけれど。力で押さえつけられると反発する人が出てくるのは仕方ないけれど、正義を語りながらの身勝手さは、残酷だと思うばかり。
ともあれ、魔属というだけで敵視されたフィーナの危機を知ったことで、ラースの意識が変わっていったのは良かったです。まだまだ自分は子供で、だからこそお互い共に成長していこうとする優等生っぷりが素敵でした。きっと彼と一緒なら、フィーナだって……ね。
個人的に不満があるとしたら、余所へいったことで、いつもの面子の活躍が見られなかったってことかな。ルシアもそうだけど、スウェナとメリルが出てこなかったのも残念です。次はメルディアに戻ると思うので、出番があってくれると嬉しいな。
失恋竜と契約の花嫁 -指先から恋の魔法- (B’s‐LOG文庫)
渡海 奈穂
関連エントリー
[渡海奈穂]
[B's-LOG文庫]
[ライトノベル]
Home > ライトノベル > [渡海奈穂] 失恋竜と契約の花嫁 指先から恋の魔法
Trackback:0
- TrackBack URL for this entry
- http://www.booklines.net/mt/mt-tb-t.cgi/3345
- Listed below are links to weblogs that reference
- [渡海奈穂] 失恋竜と契約の花嫁 指先から恋の魔法 from booklines.net







