「ねぇ伊依、あちきだけは言うわよ。ほかの誰のためにでも、伊依が損なわれたら嫌よ。みんなのためじゃなく、自分のために生きるのよ。どれだけ叱られても、そんんおわがままだって思っても、それが絶対に正しいんだから。危ないと思ったら逃げてくるのよ」
うまく喋れない。器用なだけが、取り柄だったのに。
「生きて帰って、あちきと旅行よ。約束よ」
アンダカに棲息するモンスターを召喚する「怪造」。その怪造した生物と友達になることを目標にした少女・空井伊依の奮闘を描いたシリーズの第十弾。今回は、魔今回は魔王との最終決戦が描かれる最終巻です。
いやあ、良かった。
最終決戦を迎える前、もしかしたらと言う思いを抱きながらも、友人や仲間と再会を約束する序盤に切ないものを感じて、いよいよ闘いの火蓋が切って落とされていくわけですが、戦力では勝てると思いながらも、順調すぎて怪しんでいたら案の定な魔軍の策略にドキドキ。
それでもね、大ピンチの時に今まで敵対してた人たちが手助けしてくれるところは、やっぱり熱いよ。伊依という存在が彼ら彼女らにどれほど大きな影響を与えたかとても伝わってくるものがあります。ヴェクサシオンのツンデレっぷりがたいそう可愛いものでございました。
そしてついに魔王とするわけですが、傷つきながら倒れながら、それでも魔王を救おうとする伊依のまっすぐで、ちょっと裏をかく戦いに彼女の成長を感じて、二百年を越える愛と、過去を清算する新たなる魔王の姿勢にはじわりときました。珍しくあとがきにも、ちょっと涙がでましたよ。まっすぐな物語は心を打つものだと改めて思う次第です。
面白かった。
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Comment:2
- MASA 2009-03-04 (水) 08:39
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9弾とかかれていますが、10巻目なので10弾なのではないでしょうか?
私は読んでないので分からないのですけれども。
誤字でしたら訂正した方がよろしいかと思います。 - deltazulu 2009-03-04 (水) 21:08
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あ、ほんとだ。すみません。訂正させていただきました。
ご指摘ありがとうございます。







